空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
『とらドラ!』 9巻感想

 さて。


 もう三度も連続で『とらドラ!』の感想でごめんなさいなわけですが。


 昨日しっかり読み終わりました。
 やっと最新刊に追いつきました。





 さてさて。






 うわぁ。脱力感がぁ。


 もう、なんて言っていいのか分からず今日も一日、時折内容を思い返してはぼうっとしていました。

 ただ、昨日の願いどおりに鬱鬱した様子で終わらなかったことだけが良かったです。




 一番見所は、やっぱり実乃梨との関係に決着がついたところでしょう。



 ――この恋は、実らなかった。
 だけどその次に生まれた想いは、絆は、永遠に約束されたものだった。





 この文章で、胸がいっぱいになりました。
 まごうことなき失恋。だけど、ずるずると引きずっていた想いに決着がついた瞬間。

 お互いに思い合っていたのに、こうなるしかなかったのは悲しいですが、このおかげで二人ともしっかりと次に踏み出せるようになったのが感動です。


 それと、もう一つ。



 「――私も……私は、高須くんが、高須竜児が、好きだよ!
     友達として、なんて逃げたりしない! ずっと好きだった!――」




 大河を追いかける中で、とうとう吐き出した彼女の本音。
 ずっと隠していた、本当の自分の気持ち。

 決して竜児本人に向けられることのないであろう言葉ですが、それが彼女の口から出たことがとてもうれしかったです。胸が締め付けられるような切なさもありますが、竜児の想いは無駄じゃなかったんだ、と思えただけでも十分に良かったです。


 この二つのフレーズをずっと思い返してはかみ締めていました。



 本音を言うと、個人的には竜児と実乃梨には一緒になって欲しかったんですけどね。
 でも、話の流れ的に大河が竜児を必要とするのは分かっていたし、こうなってしまうだろうなぁとは思っていました。文句なし、とまではいきませんが、かなり納得出来る展開だったのでありですけど。


 さて、内容的に、次で最終巻かな?
 10巻。早く出ないかなぁ。9巻自体先月出ているので、まだ先の話ではあるでしょうけど。

 大河と竜児の関係の決着。それと、亜美と実乃梨の決着。あと、出来れば北村のフォローとか、能登と木原の関係も。ちゃんと回収してくれることを期待します。






 しかし……

 こんな風にすっきり終わったからいいけど、先の展開を知って前の話を見直すと、かなりきついですね。
 特にみのりんの無邪気な姿とか、大河の竜児への依存度とか。後々こういう風になるんだ、と思うとどうも見てて切なくなります。
 でも、そのうち折を見て読み返したいと思います。連続で読めた、というのもありますけど、それ以上にこの出来はすごいわ。ラノベの一つという風な区切りじゃなくて、ホントいろんな人に読んでもらいたい。この甘酸っぱさやほろ苦さは、生々しすぎる。


 この一年がもうすぐ終わるような時期に、こんな作品に出会えたことを喜んで。


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『とらドラ!』 8巻感想

 昨日、一時に『とらドラ!』の八巻を読み終わって、三十分ほどリアルに放心していました。




 ………ホント、これ読んでどれだけの人が、過去の古傷をえぐられた事だろうか。

 もう、どいつもこいつも可哀相過ぎです。救いがまったくない。
 失恋をここまで生々しく書いてくれるなんて……。



 正直、あんまりにもショックだったために、今日一日は、まるで自分が失恋したかのように呆然としていました。授業がむしろ現実逃避の手段でしたからね。ひたすらカリカリ勉強して、ふとした瞬間に思い出してなんか転げまわりたい衝動に駆られちゃって。このどうしようもなさがかなり苦しいです。
 あー。ホント、ここまではまり込んだのは久しぶりだわ。



 一年以上続いた片思いを完全に拒絶される前に、そもそもなかったことにされるなんて、考えただけでもぞっとします。そこでの竜児の苦悩がまた生々しくて。僅かな可能性さえも否定された後のふさぎこみっぷりはかなり共感してしまった。
 だけど、その張本人の実乃梨の心情もセリフや行間から見ると、すごくつらい。夏休みから文化祭までの間は、おそらく竜児のことをかなり意識していただろうから、余計にその『何もなかった振り』が痛々しい。
 最後に明かされた大河の本音も、竜児には大打撃だよなぁ。それまでずっと実乃梨のことしか目に入っていなかったから、余計に自分が大河にしでかしていた仕打ちを意識してしまうだろうし。

 他の関係も混ざっているから余計にごちゃごちゃしている。北村のこととか、亜美のこととか。亜美なんて、明らかに竜児のこと意識しているのに。引っ掻き回した責任を自分で勝手に感じちゃってるところなんか、可哀相過ぎてみていられなかった。


 そんなぐちゃぐちゃな関係だから、今回はかなり軋みが酷かったですね。そこかしこですれ違いや喧嘩が起きるし。特に実乃梨と亜美の喧嘩はマジで怖かった。どっちも溜め込んでいたものを一気に吐き出したもんだから、とんでもないことになってたし。
 そもそもこの二人はあんまり相性良くないんじゃないかっては思っていたんですけど、ひとたび爆発するとこれか。どちらも自分に許せないところがあって、外からそれを言われるのを恐れているからさらに攻撃的になっちゃう。



 あー。なんかハチクロ思い出したわ。この妙な関係。

 ていうか、六巻以降は完全にラブコメじゃなくて恋愛青春小説ですよね。それも超本格の。
 僕は恋愛小説で「これ!」って思うのは数冊くらいしかないんですが、その中に入れていいと思うくらいすごいですよ『とらドラ!』
 個々の心情描写がかなりしっかりとしているし、何より高校生らしい。お笑いの要素も確かにすごいけど、この恋愛のときのほろ苦さっていうかどうしようもなさがすごく伝わってくる。

 ……っていうか、影響受けすぎだよ自分。

 こんなに嵌ったのは本気で久しぶりですよ。すぐにでも信者になりたいくらいです。
 小説の可能性って、ホント千差万別いろいろだよなぁ。





 そんな感じで、かなりとりとめもない感想でした。

 九巻はもう買ってきました。電車の中で半分以上読んだので、もったいないけどこれからとっとと読みます。
 どうか、九巻のラストは少しでも救いがありますように……。


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とらドラ!6、7 読了
 模試が全部終わり、自己採点をして一気に魂を抜かれました。西織です。

 ……とくに化学とリスニングがやばい点数を取りました。この時期にとってはいけないような、とんでもない点数を……(リスニングはいつもコンスタンスに取れてたからノーマークだったのに)

 英語は解き方を変えたおかげか、いつもより二十点増し(でも百点を越えない)なのですが、リスニングの所為で十点くらい下がります。

 物理はなんか良かった。この調子であげれば本番では七割も夢じゃない。

 現代社会はどうでもいい。五割取れれば。

 国語は、結局一番良かったです。現代文は評論も小説もそれぞれ間違い二つずつだったし。(落ち着いてたらなかっただろうミスだし)
 時間かけたはずの古典が……。漢文はいいとして、古文は内容把握がまったく出来てなかった。これをどうにかしないことには国語すらも使い物にならなくなる。



 自己採点したときの化学のあまりの酷さに一瞬頭が真っ白になったあと三途の川へと現実逃避を開始したのですが、そんなことしている暇はないと思い直しあせって見直しを開始しました。が、不幸なことに自己採点を終了した後は解答を回収されました。(何でも、まだテストを受けていない人がいるらしいです)
 今日は見直しする気満々だったところを肩透かをくらいがっくり。もう荒れてやると言って遊びに。でも家帰ってからはちゃんと単語の勉強やったよ。









 夕食の後、時間をとって『とらドラ!』の七巻を読了。

 もう、なんていうか圧巻です。

 六巻と七巻の間で一体何回泣きそうになっただろう……。

 六巻では北村の一途過ぎる感情がすごくて苦しかったし、会長さんの本音吐露のところでは胸を締め付けられてマジで泣きそうになった。大河とのマジ喧嘩の最中だったからこそ、もう年相応の葛藤が垣間見れたし。

 そんな中で七巻に入ったら、また話はどんどん入り乱れていく。話が進むにつれて元気がなくなっていく実乃梨は見ているだけで痛々しいし、いろいろと自分の中の感情に戸惑っている竜児にはなんだか感情移入しちゃうし。最後に大河が家を飛び出して竜児を追いかけるところでは、やるだろうとは思っていましたけど、実際やられるとかなりショックが強い。

 竜児と大河の関係は、出来れば父親と娘みたいな、そんな関係でいて欲しかったんだけどなぁ。でも、大河に関してはこうなるのは必然って感じもするし。竜児にしても、恋ではないけど愛に近いものはあったんだと思う。っていうか、この二人は恋をすっ飛ばして愛を自覚したようなものだと思う。うー、そこが苦しいところだ。

 ただ、それよりも最後の実乃梨の言葉が……。最後の最後で報われないなんて、竜児がかわいそう過ぎる。確かにあのまま告白を受け入れてもらっても、まったくハッピーエンドではないけど、それでも失恋って結果がはっきりと来たのには、素直に落ち込むしかない。
 実乃梨の方に脈がないわけじゃないってのも余計にありますよね。ちょっと情報が断片的過ぎるからまだ真意は完全に読み取れないけど、少なくとも竜児のことは意識していたはずなのに。やっぱり大河に譲ったって形なのかな……。


 とっとと次の巻を読みたい今日この頃。だけど読んだらせっかくの楽しみが! 九巻を買うことはすでに決めてるけど、読もうと思ったらすぐに読めちゃうし。
 とりあえず、どっちにしろゆっくり読んでいきます。





 あー。なんかシリアス全開の感想の後でこれを入れるのはかなり空気読んでないけど……


 なんか六巻辺りから、作者ぶっ壊れてません?

 いやー。五巻まででも確かにネタはすごいなぁと思っていましたけど、六巻に入ってからそのレベルが一気に底上げされたような気がしてなりません。なんかストッパーがはずされたって言うか、制御が利かなくなったって言うか。エロはないけどちょっと下品な笑えるネタを入れたりもし始めたし(鼻にアレ、とか)、漫画やアニメのネタが一気に増えたし。
 つーかみのりん、なんで遊戯王ネタを……。(しかも一ページ近く)

 やっぱり作者も三十路に入って、独身(30)と同じように暴走し始めたのかな。どうでもいいですが、独身(30)の登場シーンの「独ッ!」っていうのはマジでうまいと思います。



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『とらドラ5!』 感想

 昨日のこと。


 十二時半くらいまで勉強して、寝る前にちょっと本を読もうと思って『トラどら5!』を取り出す。



 前の四巻があまりにも面白すぎて、みのりんがあまりにも可愛すぎたために、期待は大です。


 とりあえず三十分くらい読もうかなぁと思って読む。













 気がついたら三時半。






 結局全部読んじゃったよ!






 いや、でも読んだことがある人は分かると思います。

 だってあれ、途中でやめるなんて出来るわけないじゃないですか!


・始めの文化祭の話し合いの段階で爆笑。

・独身(30)の奇怪な行動に大爆笑。

・大河の父親登場に驚き。

・なんだかんだで丸く収まりそうな大河と父親の関係に違和感。

・それでも幸福そうな大河にまあいいかと妥協。


実乃梨と竜児の大喧嘩に眠気が一気に吹っ飛ぶ。


・みのりんの豹変に全ページ緊張。ただ理由が知りたいの一心でページをめくる。

・文化祭当日。のりのりな2-Cが面白すぎる。(あと独身(30)が哀れすぎる)

・真意の読めないみのりんが怖い。

・親父さんこれないフラグ乱発中。

・ミスコンにて、大河の親父からのまさかのメールに固まる。

・みのりんの声援と竜児の応援にしびれる。

・ミスターコンテストの内容と商品に笑い。

・大河のために走る竜児に燃え、みのりんの「――遅いね」に大燃え。

・いろいろあったけど最後のしめがすっきりして気持ちがスカッとした。




 で、気づいたら三時半。

 よって睡眠時間は二時間半でした。


 ……今日一日、すげー眠かった。(授業中はそうでもなかったんですけどね)




 いやぁ。しかし、面白すぎました。

 なんだか巻を重ねるごとに面白さが増していっている気がします。ところどころにはめ込まれた小ネタも面白いし、伏線らしきものもよく見たらすげー入念に張られているし。かなり見習いたいです。
 そして、なんと言っても、そのつど入る独身(30)の残酷すぎるリアルさ! 独身(29)から独身(30)に格上げされたことに対してカラーページで笑い、また本編で一ページ近くとってあるのにはもう爆笑でした。

 あー、もう。早く次が読みたい、と思いつつも、それをやると楽しみがなくなるので我慢。
 とりあえず次からは読む時間を決めて読もう。



 しかし、予想以上にはまり込みました。
 なんかキャラに癖はあるんですけど、わざとらしさはないんですよね。媚びている感じが見えない、って言うんでしょうか。媚びるのが悪いとは言いませんが、わざとらしい媚びはうざいだけですし。
 キャラクターが自然体でいる、って感じでしょうか。こういうのかなりあこがれます。読んでてすとんと自分の中に落ちてきますから。だからこそはまり込みやすいんですけど。

 ってか、あー。みのりんの二次創作書きてぇ。全巻読んでからじゃないと無理だろうけど、五巻までの間でも心情とか考えてたらもう楽しすぎる。特に四巻での自分の気持ちの告白辺りからその気持ちが高まっています。
 あー、くそ。書きたい。ホントこういうラブコメ的な話も書きたい!




 そういえば。

 今週のサンデーの『ハヤテのごとく』にて、ハヤテの携帯の着メロ。

 「一発かましたれ~。一発かましたれ~」


 みのりいいいいいいいん!


 ちなみに、作者いわく「『盛るぜぇ。超盛るぜぇ』とどっちにするか迷った」そうです。

 ホント、あの作者はそういう時事ネタを要所要所に持ってきてくれるから好きだ。



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プロフィール

西織

Author:西織
この欄を編集するのを完全に忘れていた男。今年の四月に新社会人という名の社畜人生に一歩を踏み出した。



性別:男
年齢:22歳
血液型:A型
趣味:読書&執筆
将来の夢:作家(前途多難)

本の感想などを見たい人は、こちらをどうぞ
『空っぽの知識(読書日記)』
http://emptyreader.blog81.fc2.com/

自作小説専門のブログ作りました。
『空っぽの知識(自作小説)』
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同じFC2ブログを三つも作ったことにより、他のブローカーに訪問者履歴的な意味で迷惑が……あの、本当に申し訳ございません。


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