空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
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あの日見た奴の姿を僕たちは忘れない






 だーりんやりたいよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!


 とあるサイトさんの感想記事が面白そうすぎるんだよおおおおおおおおおおおおおおお!!





 だ~りんだりんだ~りんchuchuchu








 そういえば、あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない略してあの花を遅ればせながら見終わりました。



 まあ奇麗にまとめたなという感じ。個人的にはもう少しドロドロぐちゃぐちゃした人間関係の愛憎を描いてくれた方が最後盛り上がったよなぁとか思ったりするけど、1クールでこんだけやったんだからいいじゃんって感じ。ってか花火のシーンでのめんまママとぽっぽの懺悔シーンの二つが個人的に素晴らしかった。
 あと、木によりかかるめんまとか構図がよかったなぁと思う。うーん、ただ、やっぱり感情移入できなかった分最後はそこまで乗りきれなかったんだよな。むしろOP映像見ているときが一番興奮していたと思う。最後に音楽が終わるとともにめんまが秘密基地に背を向けるあの絵が素晴らしい。シナリオよりも作品のイメージがよかった作品だな。

 とりあえず感情移入できなかった理由の一番はキャラ同士の愛憎が期待したより少なかったってのなんだけど、それ以上に某ゆきあつさんの所為だよ……。いや、最高だったよあいつは。もうこいつのおかげで、シリアスなはずの物語がネタにしか見れないレベルには素晴らしかったよ。あの日見た奴の女装を僕たちはもう忘れない。


 たぶん『感動できなかった』と言っている人は、話自体がちょっと駆け足に感じたんだろうけれど、でも冷静に考えると、これ以上こいつらの関係って複雑にできないんだと思うんだ。何故ってぶっちゃけみんな仲良しだから。序盤こそ昔と今は違うんだよ、ということを強調する流れだったけど、そういう流れが序盤にあるってことは、最終的には昔の関係に戻ることが示唆されているも同然で、そういう前提がある以上、関係をこじれさせるにも限度があるわけで。
 もしやるんだったらもっと各々の嫉妬を掘り下げるべきだったんだけど、困ったことに中心にいるめんまとじんたんの二人が嫉妬とは無縁の場所にいたのが達が悪い。加えてめんまがじんたん以外に見えないって言う設定が、よかったけれど物語に制限を作ってしまっていたと思う。おかげで昼ドラ出来なかったしなぁ。

 そして、ゆきあつ女装事件の所為で急激に仲良くなっちまったからなみんな。やっぱり戦犯はゆきあつ。そしてMVPもゆきあつ。ゆきあつ最高だよお前。


 しっかし、なんだかなぁ。自分の好きなタイプの話ではあるはずなのに、あんまり乗りきれなかったのは、ぶっちゃけた話、悪人、というか悪意がないからなんだと思う。登場人物の『嫉妬』っていう要素が、切なさを演出するためだけに使われていたから、きれいなものに見えてしまったんだなぁと感じた。人間のエゴってもっと泥臭いものだと思うけど、それをあらわすにはやっぱり尺が足りないというか、登場人物たちの初期設定からの距離感が近すぎたっていうか。単純にいい奴ばっかりだったって言ってもいい。あなる可愛いよあなる。



 うん、見終わった後になんかもやもやしたもんがあったから記事にしました。毎週楽しかった。



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ヤンデレについて





 あー、箱買ってるやつうらやましー。箱買ってだーりん買ってるやつうらやましー。

 もうこちとら金を使う気力すらなくなったよ……。ってか金を使うのがめっちゃ怖くなったわ。たぶん今の状態で金使ったら絶対なんか問題起こすし。運が悪い時は自重する。







 そんな愚痴だらけのわたくしになんか友人がゲーム貸してくれた。いや、エロゲですが何か? 時間封鎖ってガチ陵辱ゲーだから、ぶっちゃけお勧めできるもんじゃないんだけど、お勧めしたいレベルには面白い。ってかキャラが可愛すぎる。凌辱ゲーでキャラがいいって言うのは意味があるのかとか思われるかもしれないけれど、この会社の出す作品のキャラってマジでいいんだよ。


 うん、馬鹿話だけど結構真面目な話します。(序盤は時間封鎖の話)



 とりあえず全員基本エンディングだけは見てトゥルーをまだ見ていないところ。やばいわー。ほのみ可愛すぎるわー。オンリーの幸せも良ければアザーアナザーの絶望がぞくぞくする。麻耶佳オンリーの最後もすげーぞくぞくするし、アナザーの病み化したところとか最高だわ―。華オンリーの最後の言葉で鳥肌立ったし、アナザーの悲痛な叫びが素晴らしい。優はファーストのラストがやばい。ってか本気でやばい。自分の好みすぎるこのゲーム。

 トゥルー終えたら真面目に感想書くかもしれない。うん、そんくらいぞくぞくする。なんていうんだろうね、もちろん興奮するしそういう欲求を満たすためのものなんだけど、それとは違う感じの情感もあるんだよ。こう、ぞくぞくするっていうのが本当に一番あっていて、作中で主人公が感じている精神的満足感に近い感じ。やばいわー。マジやばいわ―。




 んで、こっからちょっとした意見なんですが。



 自分前からヤンデレが好きだって話をしていましたけれど、ヤンデレの何がいいかと言うと、そのキャラクターの精神性が顕著に表れるからだって僕は思っています。もちろん、精神的におかしくなっているからヤンデレとなるわけですけれど、そのおかしくなるにたる理由がある場合こそ、ヤンデレの真骨頂と言いますか。
 主人公のことが好きでヤンデレ化すると言うのが定番ですが、その『好き』という感情を表す手段のために、普通の手段を選べない。そして、その倒錯した衝動を自分で分かっていながらも止められない、という狂気のようなものが、むしろ純粋に感じるのであります。

 ただ、個人的にヤンデレCDみたいなのはヤンデレと認めたくない。いや、あれはただの異常者だろ。ヤンデレってのはもっとこう、精神的に追い詰められている子がなるもんであってな。キャラ付けとしての狂いじゃなくて、理由あってのキャラ付けであるべきだとわたくしは思うわけですよ。

 まあここで例えをあげるとするなら自分の知ってる作品になるんだけど、Fateの桜とかはバックボーンがあり気の病みで、しかもその衝動が主人公よりも姉の方に向いているという同族嫌悪の要素が出ているところが素晴らしいと思います。(そしてそんな彼女を救うシナリオがまたいい)
 あと、自分がたぶん初めてヤンデレにふれたのは西尾維新のきみぼくの夜月なんですが、アレなんか最高だよな! 純粋に様刻の事好きで、好きすぎるがゆえに嫌われるのに恐怖しててそれであんな行動をとるっていうね。マーボー豆腐は初読でめっちゃ興奮した。ぞくぞくするわー。マジぞくぞくするわー。(変態)
 西尾関連で言うとめだかの江迎ちゃんが最近だと一番ヤンデレらしいんですが、彼女の場合はまず過負荷っていう設定が素晴らしいよね。元は純粋な子なんだけど、マイナスが常に隣にあるせいで正常な判断ができない。それでも必死に生きようとしているようなところがいいわー。
 あと、シュタゲの萌郁さんがストライクだった。ネタばれ全開になるからあんま語れないんだけど、ああいう依存対象を求めているがゆえの病みが一番オーソドックスなヤンデレだとわたくしは思いますぜ。



 で、そんな風に語っちゃってアレだけど、時間封鎖で何がよかったかと言うと、その精神の『壊れ』までの過程も良ければ、まず設定として存在している個々のキャラクターの感情をうまく『壊れ』に誘導しているところです。ほのみの主人公への好意。麻耶佳の、過去の何らかの理由あり気の嫌悪。華の、居候だけど家族としての近しい感情。凛子の華を守ると言う信念。優の機能としての在り方。オンリーエンドは似たような道筋をたどりはしますが、しかしそれぞれその『壊れ』の在り方が似ているようで違う、っていうのがいいなぁというかぞくぞくすると言うか。これ、ヤンデレへの推移の自分にとっての理想形でして、特にほのみなんか完全にヤンデレそのものですわ。麻耶佳にしても、アナザーの方はその精神的に追い詰められているが故の倒錯感がうまく出ていて思わず感動すらしてしまった。うん、凌辱ゲーってたまにこういう感情になるから困る。





 そんなこんなで。バイト行く前になんか語ってました。うん、時間ないしそろそろしめないとな。元気なかったけどエロゲのおかげでちょっと元気出たぜ! なんかマジで最低な記事だな!!



 最後に。昨日の記事に拍手でコメントくださったお二方、励ましの言葉ありがとうございます。うん、あたしガンバル、だって男の子だもn(ry


仮面ライダーブレイド視聴終了




 仮面ライダーブレイドの本編見終わりました。




 いや、まさか最終巻でここまで評価がひっくり返るとは思わなかったわ。11巻の時点ではもうこの作品はネタ作品としか見ていなかったのに、まさかの最終巻で傑作だと思ってしまうと言う。それくらい最後の盛り上がりはすごかった。それだけに、作品全体を通してのグダグダ感が残念すぎる。


 うん、最初はちょっと愚痴入れる。ちゃんと真面目に感想やるから我慢して。始と剣崎の友情について熱く語るから。これが本音だから。だから愚痴は不快になるかもしれない。だが私は謝らない!



 水平線の下愚痴だから見たくなかったら見ない方がいいと思うっす。




 正直、途中のエピソードでは剣崎とその周辺のキャラにイラつきまくって見るのを放棄しそうになったレベルでした。いや、だってあの四人、あまりに自分勝手すぎるから……。この場合の四人はライダー四人じゃなくて剣崎ファミリーな。
 本来物語的には暴走している睦月とか、人間のことを理解しない始に対してそういうわだかまりは生まれるはずなのに、それにもまして中心四人のこじれっぷりは困ったさんだったから……。


 ブレイドの全編に通して言えるのが、キャラクターの弱さを描いている、ということだと思います。特に顕著なのが睦月ですが、他にも、やることなすこと全部裏目に出る橘、人間の心を持って苦悩する始、迷いなく戦っているつもりでもいろいろな障害に戸惑う剣崎。サブキャラクターたちにしても、いろいろな弱さや迷いを抱えていて、それをただ克服するのではなく、折り合いをつけて成長する。そんなヒューマンドラマ的な要素が強いという点で、確かに素晴らしい物語だとは思います。


 だが。だが一つだけ言わせてほしい。あまりにも脚本と演出のすれ違いが酷い。シナリオはいいんだ。構成だけを追っていけば、人間同士のぶつかり合いを描いた素晴らしい話なんだ。だけど、一話一話、細かい点を見ていくとあまりにも酷い。対立する必要のない対立、する必要のない勘違い、何故そこで切れるのかわからない沸点。お前らコミュ障すぎるだろ! そんな状態で勝手に悩んで勝手に泥沼になってんだから、そりゃあむかつくわ! 
 最初はキャラ設定がおかしいんだと思っていた。けど、よく考えると「どうしてそこで切れるのか?」というシーンが序盤は多すぎた。序盤で擁護できるのは精神的に不安定だった橘さんくらいなもんで、あと三人の対立は訳がわからん。しかも勝手に自分で納得して和解しているし。そんな状態で悟りとか開かれても自己満としか思わんわ。というか広瀬も虎太郎も、お前ら何もしてない癖に偉そうなんだよ!
 橘さんに関してもいろいろ思うところはあるけれど、あの人は精神的におかしかったから仕方ないし、しかもそのあとのダディっぷりを見るとそれが素なんだと思う。ってかこの人はキャラ設定的におかしな役割振られ過ぎ。ちなみに後半のこの人の暴走は擁護できんが。ちゃんと剣崎に説明しろ……。






 よし、愚痴終了。



 さて、ここからは仮面ライダーカリスとブレイドの友情物語について語ろうか。


 もう始と剣崎の二人に視点を当てて見てみると、本当に面白くて困る。特に最後の剣崎の選択が、『人類を救う』という思いあがった理由じゃなくて、始を救うためにした、って言うのがすばらしい。
 もちろん、人類を救う、っていう意味もその選択にはあったと思う。けれど、それだったら始を封印すればいいだけの話で、普通の物語の主人公だったら悩んだ挙句それを選択していたはずです。けれど剣崎は、『人間になりたい』という始の思いも救ってやった。自分が犠牲になることで、『人類』なんていう把握しきれない巨大なものじゃなくて、目の前の『一人の人間』を救ったわけです。だからこそ、最後の剣崎の選択は違和感がないし、純粋にかっこいい。ヒーローとして、仮面ライダーとして文句のつけようのないくらい完成された結末だった気がします。
 特に、自分自身が化物に変わって、みんなの前から姿を消す、というのが、最初の改造人間という仮面ライダーの在り方に似ているなぁと思ったりします。


 思えば、始と剣崎の関係は最初から丁寧に描かれてきました。アンデットでありながら人間の心を持ってしまった始が、次第に変わっていく自分に戸惑いながら成長する。その人間としての成長には、栗原親子の存在が大きかったのは確かでしょうが、それだけでなく、剣崎との関係も重要だったと思います。最初は敵意むき出しだった剣崎が、栗原親子と始の関係を見て少しずつ心を開いていくことで、始も『人間』というものを剣崎によって学ぶ。そうして、ジョーカーとなろうとした始を剣崎が助けることで芽生えた友情が、次に始が剣崎を救う、という天下につながる。うん、本当に熱い。「今度はおれの番だな」と言って、キングフォームになった剣崎の元に急ぐシーンは思わず叫びました。やばい。マジでかっこいい。濡れる。

 とりあえずこの2人の物語を見るだけでも、ブレイドは傑作です。オンドゥルとか他のキャラの意味不明行動はこの際ネタと割り切ろう。オンドゥルラギッタンディスカー!


 あと、睦月サイドは順当な成長物語としてもよかったと思う。闇落ちした睦月の扱いがちょっとひどかったけど、カテゴリAとの一騎打ちの決着は本当に最高だった。自分の弱さを乗り越える、という要素は、こいつが一番強かったと思う。島さんの株上げもあったしね。
 それにしても、作中でのほかのキャラに比べて、睦月のリア充っぷりには戦慄する。お前可愛い幼馴染だけじゃなくて虎姐さんまで籠絡するとか! これがヘタレヒモ男の実体か! 末永くもげろww!


 ちなみに評価が高い広瀬親子のエピソードは、悪くはなかったんだけど、トライアルBが広瀬庇う時の状況があまりにも不自然でそっちばっかり気になってた。いや、あそこで広瀬がギャレンとブレイドに近づくのはおかしいだろ? いくら苦戦しているからってお前が近付いたからってなんになるよ? 最近おとなしいと思ってたら唐突に変な行動をとる最強女。冷蔵庫指で押し上げた時、もうこいつがライダーになればいいと思った。
 あと、虎太郎はほんとうにいらないと思う。なんでこいついるんだろう。


 ダディは天然なのでむかつきつつも視聴中の心を終始癒やしてくれた。「やっぱりそういうことか」と会話に参加。「これ食ってもいいかな?」。睦月に押されて重傷。剣崎を助けようとしたカリスに全力射撃。勘違いで剣崎を監禁。もう、他にも橘さん伝説は面白すぎる。しかも本人はいたって真面目だからタチが悪い。そしてやるときは本当に強いから困る。伊坂があんなにあっさりやられるとは思わなかったわ。バーニングザヨゴオオオオオオオオーは無敵です。辛味噌♪





 うん、かなり失礼な感想になったと思う。


 だが、私は謝らない!(キリッ


仮面ライダーW(ダブル) 感想





 仮面ライダーW(ダブル)の映像作品をほとんど見終わったので、感想でもやりたいと思います。





 とにかく、一言で言うなら誰にでも見てほしいヒーローの姿ががここにある! って感じでした。

 これは本当に胸を張って言えますよ。一つの街を舞台にしたヒーロー活劇。人々の愛憎が起こす悲劇を解決する超人に、街の住民が名付けた名前が仮面ライダー。もうこの設定だけでもよく作ったなぁと思います。

 まだ全ては見ていないんですが、平成ライダーの中ではすごくまっとうに物語を紡いでいる、という印象であると思います。まあぶっちゃけ言うとライダー同士のいさかいが少ないというか、ぐだつく展開が少なかった。ぐだついたと思うのが序盤くらいかな? とりあえずファングジョーカーが出てくるまでの間は物語に慣れる期間なので話が軽くマンネリ化したきらいはあるけれど、ファングジョーカーが出てくる『Fの残光』で初めてダブル二人のピンチを描き、それを脱出。続ける『さらばNよ』でそれまでの主要だった敵の内面掘り下げ&退場という衝撃の物語を持ってひきつけ、そして『Iが止まらない』で新ライダー登場と、15話から20話の辺りは息もつかせぬ展開でした。

 というか、霧彦さんのキャラクターが思った以上に好きになってしまったせいで、『さらばNよ』はいろんな意味で衝撃でした。彼の『できるんだけどヘタレ』なオーラは絶対にやさぐるまさんに近いものがあると思ったのに、まさかのカッコいい退場。もう嬉しい誤算すぎる。彼の退場シーンはいろんな意味で忘れられない話だったぜ。
 そして霧彦さんについて話すのならば、『Yの悲劇』についても語らなければなるまい。雪絵のキャラクターは登場時からかなり好きだったんだけど、その正体にマジで興奮してしまった。シナリオそのものがかなり自分好みでこの回はほんと好きで、過去にとらわれる能力を自分に跳ね返されたり、最後に記憶を失ってしまうという復讐者の報われないところまで、本当に全部奇麗にやってくれたなと思った。惜しむらくはそのあとのフォローがなかったことだけれど、話単体で見るならば、この兄妹の物語はとてもダブルの世界観にマッチしているなーと思う。

 続けて霧彦さん退場の直後に登場する照井竜がまたいいキャラクターをしていると思う。ダブルにおける二人目のライダーとなるアクセルですが、風都を愛していた霧彦の退場と同時に来るのが街を憎むものっていう対比が面白く、また復讐にとらわれていた照井が次第にその感情を薄れさせていくのが見ていて面白い。ここでいいなと思うのが、彼の復讐心をあおるようなエピソードがいくつもあるがゆえに、どんどん照井の戦う目的が復讐からずれていくところですよね。最終的には街そのものを守る仮面ライダーとしての立ち位置をしっかりと獲得しているところが作品のテーマからずれておらず素晴らしいと思う。また、直前に『Yの悲劇』という復讐者の末路を描いたがゆえに、宿敵である井坂を倒す時に『復讐』を理由に戦わないという意思が結末を変えたという対比がよかった。そして、悪人である井坂は照井が手を下さずとも消滅してしまう、という無常観的なところも、勧善懲悪ものとしてうまく機能していると思う。(ここで曲がりなりにも引導を渡してしまった照井に対する補完の物語がスピンオフのアクセルだと考えるとまたうまくできてるなと思う)

 さて。そして本題となるダブルの二人なんですが、翔太朗とフィリップの二人の関係がまたいいよなぁと思う。二人で一人の仮面ライダーとか最初に企画したのどいつだよと真剣に思うけれど、それがここまで理想のヒーロー像として確立すると誰が考えただろうか。また変身者二人の相棒同士という関係も、回を重ねるごとに深みを帯びていくのが、最終回直前のカタルシスにつながっていくので、それを40話近く無駄なく積み重ねていったことがいいなと思うわけです。うん、っていうかこの2人の関係に関してはほんと無駄な展開がないんだよなー。最初はフィリップの天然っぷりが困ったさんなんだが、次第に彼が人間らしくなるとともに、今度は翔太朗を制御する役割に回って行くという関係がいい。本当に二人で一人、という関係を終始完結させていたなぁという印象です。
 特に好きなのが、エクストリームが初登場する回の変身シーン。あそこの挿入歌がまた素晴らしいね。ぼやけた画面の中で、橋へと二人並んで歩いてくるあの演出には鳥肌が立ちました。やべぇな、ハードボイルドだぜ。基本的にライダーは孤高のヒーローというのが醍醐味でもあるのですが、ダブルはこうして二人が並んで敵に向かっていくという構図がかっこいいなぁと思わせます。そういう風に思わせる演出がまた憎いなぁと思ったり。
 それと、物語の根幹にかかわるフィリップの過去なんですが、フィリップとミュージアムの関係は序盤である程度予想できる様に小出しされていたけれど、若菜との関係が決定的になった後の二人の立ち位置がいいなと個人的に思う。途中までだとフィリップと若菜が恋人同士にでもなりそうな心の通じ合い方だったんだけど、それが血のつながった家族だからと判明した瞬間に、しっかりと『姉と弟』という関係に落ち着けることができたのがシナリオ的にうまいなぁと思います。『来訪者X』のラストにおける星の本棚でのフィリップと若菜の対面シーンは作中でもかなり好きなシーン。

 園崎家関連に関しては、ちょっとイービルテールの下りにもう少し伏線というか前振りがほしかったなぁと思ったけれど、園崎流兵衛の人間性を最後に出してくるという演出はうまかったなぁと思う。そして、園崎という家そのものが最大の敵だったわけだけれど、それを倒すことですべて終わり、としないシナリオの流れもまたいいなと思ったり。てっきりミュージアム倒したらそれで終わりと思っていただけに、そのあとの財団Xと加頭の登場は、最後に倒すべき敵としてうまく機能しているなぁと思った。
 加頭自体も、欠陥をもった人間だったことが最後に分かってなんとなくやるせなく思ったりもするんですが、そのゆがんだ愛情がガイアメモリの所為でさらにゆがんだからこそ、他を害する悪となったんだと思う。奴の最後の『人を愛することが罪だとでも?』という台詞はなかなか考えさせるよな。ある意味でアンチヒーローとしての極端な形で、誰からも理解されない孤独の人間としての描写が、人間のエゴを一番正面に押し出しているようにも思える。まあ、この場合は自分すらも顧みない誰にとっても害しか為さない愛というところが罪なわけですが。


 そして、最終話がまた神がかっているなぁと思うと言うか、ヒーローものとしてすごく希望のある終わりだったのが好印象でした。物語としてはぶっちゃけその前の48話で終わっていてもいいと思うんですよね。情感的にもそれが一番のようにも思うんだけど、49話で消えた相棒の復活という臭いシナリオをやっていながら、それがまったく鼻につかない、むしろ爽快感すら覚えるという、ダブルの世界観の積み重ねにこそ脱帽というものです。いや、実際スピンオフのアクセルみているからフィリップが復活するのは分かっていたんだけど、それでも最後の二人の変身は鳥肌ものだわ。終わりそのものがダブルという作品を象徴するいい作品だったと思う。



 しかし、見終わった後にこれだけ語ることができるのは、ひとえにシナリオが本当にぶれずにしっかりしていたからだろうなぁと思う。連続ドラマとして中だるみなく進めることって本当に難しいもので、実際自分が見てきた龍騎とカブトはその中だるみが途中酷かったりしたんですが、ダブルに関してはそれが全くなかったのがびっくりでした。むしろ序盤が中だるみだったりww。
 そんなわけで、シナリオという意味では一番かもしれないなぁと思います。ってか、これ見ちゃったらもう他のライダー見れないんじゃね?ってくらい完成されている。よく作ったよなぁほんと。

 キャラクターという面で見れば龍騎とカブトも負けず劣らずなんですがね。ってか、やっぱりライダーとして一番好きなのは未だに龍騎なんですけれど。そうしたキャラクターの魅力も、やっぱりシナリオ会ってのものだよなぁと思わされたのがダブルという作品でした。



 しかし、最後に一つだけ言わせてほしい。『唇にLを』の解決編なんだけど、女装フィリップが異様にハマっていたと思うのは自分だけだろうか。っつーか菅田さんやばいんだけど。何あれ。なんで三次元でこんなまともな女装が見れるわけ? こんなに可愛い子が女の子なわけない!
 うん。あれは本気で衝撃だった。




プロフィール

西織

Author:西織
この欄を編集するのを完全に忘れていた男。今年の四月に新社会人という名の社畜人生に一歩を踏み出した。



性別:男
年齢:22歳
血液型:A型
趣味:読書&執筆
将来の夢:作家(前途多難)

本の感想などを見たい人は、こちらをどうぞ
『空っぽの知識(読書日記)』
http://emptyreader.blog81.fc2.com/

自作小説専門のブログ作りました。
『空っぽの知識(自作小説)』
http://emptynovel.blog83.fc2.com/

同じFC2ブログを三つも作ったことにより、他のブローカーに訪問者履歴的な意味で迷惑が……あの、本当に申し訳ございません。


何か連絡があれば、こちらにお願いします。
alred_marchen☆hotmail.co.jp
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