空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
男たちの意地の削りあい、リスキーエッジ




 麻雀漫画の最高峰は押川雲太朗の『根こそぎフランケン』。異論は認めない。

 
 という感じで、昨年の十一月からコンビニコミックが発売しています根こそぎフランケン。序盤のギャグテイストは読む人を選ぶけれど、東京カジノ編に入ってからが本番ですのでぜひぜひおすすめ。麻雀知ってても知らなくてもおすすめ。勝負の世界でしか生きることのできない男どもの意地を賭けた勝負はしびれるぜ。

 十一月にコンビニコミック立ち読みした後、速攻で漫画喫茶めぐりして必死で探したからな……。そして今、毎月買っているという。来月たぶん最後のvol4が出ると思う。今更遅いかもしれないけど、もし古本屋などで見かけたならば、ぜひぜひおすすめ。





 んで、ここから本題。

 押川さんの作品は、近代麻雀オリジナルの『レッツゴーなまけもの』から入って、それが理由で根こそぎフランケンも読んだんだけど、とりあえず探しているところではあるのです。麻雀小僧どこにもねぇ……。ダイナマイトダンディもよみてぇ。


 幻の名作とすら呼ばれている『反逆の麻雀リスキーエッジ』

 完結したにも関わらず単行本が二巻でただけで未完になってしまっていた作品が、二年前にコンビニコミックスで全話収録した全五巻構成で出ていると言うではありませんか。
 しかしまあ、当然ながらコンビニコミックス。今手に入らん。
 だから、古本屋行くたびにコンビニコミックのコーナー見てたんですよね。


 そしたら、先日見つけまして。

 vol1,vol3,vol4,vol5

 ……二巻がない。
 まあ二巻があろうがなかろうが、もう次はいつ出会えるかわからん作品なので、速攻で買いました。ええ。


 なので、二巻の鎌田編を読んでいないんだけど、まあ寺田編から読んでもある程度話は分かったので良しとしよう。

 とにかくもう、熱い。熱すぎる。麻雀漫画でこれくらいにしのぎを削りあう描写がある作品が、どれだけあることか。互いの実力を把握したうえで、いかに相手を上回るかを考える闘牌。少しのミスも見逃さず、一度つかんだチャンスは絶対に取り逃さない。そんな執念を持った勝負を、全編にわたって繰り広げてくれます。
 それもこれも、主人公の吉岡のキャラクターがそういう性質を持っているからこそ、毎回ギリギリのリスキーな勝負になるんですよね。賭け金は確かにでかいけれど、ぶっちゃけ金額自体は問題じゃなくて、勝負の内容そのものに緊張感が流れている、っていうのがすごく好み。負けたらすべてを失う、というよりも、負けたら自分が否定される、という感じの戦いだからこそ、盛り上がるし熱くなる。
 最後の青柳編なんか、これ以上盛り上がるのか、ってくらいギリギリまで勝負がもつれこんで、どっちが勝つのか本気で手に汗握っていました。圧倒的な青柳の闘牌にしょっぱなから負け続ける吉岡が、それでも自分にできることを必死でやって食らいついて、結果的に逆転。そこからの青柳の粘りがまたすさまじく、まさしく男と男の意地とプライドのぶつかり合い。そうだよ、ギャンブルものが最終的に行き着く魅力はそこなんだよ!
 しかも、最後の決め手がでかい手じゃなくて海底まで粘ったうえでの二翻役だった、っていうのがまたいい。本当にぎりっぎりの戦いをしていたんだ、っていうのが見えるラストだったのが熱すぎる。あがった瞬間の青柳が信じられないという感じで震えている絵を見ていると、思わず目頭が熱くなりやしたよ。


 いやほんと、こんな名作が埋もれているっていう事実が憎い。確かに麻雀ってだけで敬遠するだろうし、わからないって思うかもしれないけれど、麻雀わかんなくったって、吉岡と青柳の意地の削りあいは面白いはずだって! 己のすべてを賭けて戦う男たちのバトルが、面白くないはずがないって!


 是非この作品は再販されてほしいと思いました。というわけでブログの更新なのです。リスキーエッジ最高。もし古本屋で見かけたらぜひぜひ。



 ……根こそぎフランケンvol4出たら、そっちも感想書くかな。

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コメント

お久しぶりですね!
全然オンラインにならないなーと思いずるずる何日も経った時にここを思い出しました(笑)
この前は同窓会参加してくれてありがとうね( ^ω^ )会話皆無だったけど(笑)Yさん縛りにあってたもので(;´Д`A
またするだろうから是非参加を!
てか3月に大同窓会行いますよ!
てことを伝えたくて!ではねー
[2013/01/19 04:10] URL | 幹事気質 #- [ 編集 ]


こないだ話したけどとりあえずこちらにも返信。
次の集まり楽しみにしています。
[2013/01/21 22:34] URL | 西織 #fBhJEaUc [ 編集 ]


あれです。リスキーエッジを読んだ感想は本当まあ色々ありすぎて困るんですが


一番言いたいのは麻雀漫画には萌えも百合もギャクも能力もオカルトも必要ないということですね。

多分リスキーエッジだけですよ。まっとうな麻雀でこれだけ読み手を熱くさせてくれる麻雀漫画は。

こんな名作を単行本にしないとは竹書房は何やってるんだって感じですよ。
[2017/09/25 23:30] URL | #- [ 編集 ]


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将来の夢:作家(前途多難)

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