空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
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零崎曲識の人間人間 感想
零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス ニJ- 21)零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス ニJ- 21)
(2008/03)
西尾 維新

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 ……やっと手に入れましたよ。

 公式発売日が六日。その日から毎日本屋に通い続けて、今日にしてようやく手に入れました。ああ、辛かった……っ!


 しかし、その分内容は最高でした。四つの短編のうち三つはメフィストで呼んでいたにもかかわらず、最後の一話がもう最高でした。こころが 震えたという感じです。まあ、この感動は今まで戯言シリーズと人間シリーズの両方を楽しんできたからというのが大きいのですが。



 さて、内容について。

 注)ネタバレ全開よろしく!




 第一楽章 ランドセルランドの戦い

 零崎曲識の人間人間第一話。
 読んだときの感想としては、曲識反則すぎだろ……といった感じ。音を使っての精神操作。ここまで能力バトルに特化するとは……
 そんな感じで総角三姉妹を圧倒する曲識。この一話で、戯言シリーズ内の強さランキングは一気に見直されたのは確かです。

 まあ、しかし、総角三姉妹……。匂宮雑技団の分家にもかかわらず、この見事な捨て駒扱い。正直これだけのキャラを出していながらもったいないなぁと思ったりもするんですが、死んじゃったんでこれ以上出てくることはまずないよな。(っていうか、イラストがシュールすぎる。クマwww)

 と、そんなことは置いておいて。このランドセルランドの戦いで一番注目すべきなのは、子荻ちゃんのお団子ヘアーだと思うんですよ(え)
 いやちょっと待て。イラスト二つしかないのに、すげーいいんですが。妙にはしゃいじゃって墓穴掘って双識に嫌というほど振り回される姿なんて最高なんですが。くそ、戦略で騙されているとはいえ、双識が羨ましいぞ!



 第二楽章 ロイヤルロイヤリティーホテルの音階

 十年前の大戦争のお話。
 この回で、架条明楽が初登場します。


 いや、「西東ちゃん」って……。


 ――いい!


 しかし、イラストがなかったのは悔しいな。一体どんな奴なんだろ。架条さん。あと、藍川純哉もまだ出てきてないし。その二人も、どこかで出てきてほしいものだ。
 西東天が最悪としたら、架条明楽は邪悪。まあ、確かに邪悪っぽい雰囲気は出してるな。とすると、藍川純哉は偽悪ってところだろうか。……いや、偽悪は秋春くんがいる。じゃあ、改悪とかかな。


 それと、今回の話で一番言うべきなのは、あのメイドロボ。

 由比ヶ浜ぷに子!

 戯言ディクショナルで狐さんの使用人は実はメイドロボだったとか言う記述があったのですが、その伏線がまさかこんな形で回収されるとは。
 このぷに子、ロボットというだけあってかなり強いです。十年前当時まだ完全でなかった哀川潤が一度負けたくらいだからな……。単純な戦闘力数値はかなりのものだろう。
 そんなロボを、十年前のまだ最強ではない哀川潤とまだ成長しきっていない曲識が打ち倒すという話。


 十年前ということでいろいろと面白いことがありましたが、一番笑ったのはぷに子でしたね。このネーミングセンス! ぷに子はねぇわwww

 しかし、こうやって書いていくといろいろ言いたいことが出てくる。まず、十年前の双識と軋識。双識はまだ『自殺志願』持っていなかったり、軋識は言葉遣いが普通だったりとかなり違う様子。っていうか、無駄にかっこいいんですがこの二人の立ち絵。(そして、しっかりと伏線というか前振りをしている大将最高)

 それと、十年前の哀川さん。ポニテの少女ですか。このイラストはいいよっていうかかわいいよっていうかむしろ怖いよ。勝気でお転婆な女の子だなまるっきり。まだ最強でないってのが余計いい!
 まだ十五歳の曲識はそれでも十分すげーな。衝撃波による攻撃はできないのでぷに子にやられちゃったけど。そっかー。これが哀川さんに言われて衝撃波の練習して第一楽章の衝撃は攻撃が成り立つのか……。ぶっちゃけどうやって練習したんだよ。
 まあ、そんないまだ不完全な二人だからこそ、ちゃんとお話として機能した節がありますけどね。


 そういえば、さらりと出てきました『寸鉄殺人(ペリルポイント)』の話。寸鉄殺人とか言っているくせに、爆発を専門とした殺人鬼ですか。うーん。爆弾ってことは、固有の武器を持っているとは思えないしなぁ。ペリルポイントってじゃあどういうことだろ。

 最後に。頭部吹っ飛ばされても命令に従い動くぷに子かわいいよでも恐いよ。



 第三楽章 クラッシュクラシックの再会

 えーと、これについては一度感想を書いているので、これを見てください↓

http://tukimaturi.blog89.fc2.com/blog-entry-211.html



 第四楽章 ラストフルラストの本懐

 零崎曲識の人間人間最終話。
 想影真心による零崎一賊全滅を描いた物語。

 いやぁ。しかし。軋識の扱いがマジで笑える。いや、ここはかわいそうと思わなきゃいけないんだけど。
 このメッセージが届いている頃には俺は死んでいるだろうという無駄な前振りをしたり(ちゃんと生きてる)、確実に届くようにと思って二十四の手段に分けて送ったメッセージがすべて届いたり、長い間愛用してた釘バッド『愚神礼賛(シームレスバイアス)』を一撃の下に破壊されたり、最終的には無事を気にかけていた曲識に戦場から強制的に逃げさせられたり。
 ……まあ、なんだ、ヘタレの大将にはぴったりの展開だ


 さて、この回で、ようやく曲識が特定の武器を持つことを決意します。
 曲識の音楽友人にして、罪口商会第四地区統括の武器商人、罪口積雪。彼に頼んで特注してもらったのが、数ある楽器の中でも一番鋤の少ないリズム楽器。音使いとして、彼自身が選んだのはマラカスだった。
 『少女趣味(ボルトキープ)』という自分の名前をそのまま積雪さんは武器につけると曲識に言う。これにより、ようやく曲識は固有の武器を持つことになった。
 ここに来て自分の武器を持つという展開になったのは燃えましたね。しかし、マラカスか……。戦闘中ずっとカシャカシャ鳴らさなきゃなんねぇんだよなもちろん……。しかも殴れるのか。それ。

 正直、るれろさんと真心の二人と相対したときの状況を想像すると笑えるんですけど。方や前進包帯の女性と、狐面を被った髪の毛が橙色の子供。方や燕尾服でカシャカシャマラカスをずっと振っている男。……うわぁ。
 でも、当人たちは真剣そのもの。まあ、そりゃそうだよな。真心取られた時点で即死確定だし。

 そんな中での会話による心理戦は、こういう展開は久しぶりだったので楽しかった。ただ、やっぱり戯言遣いには敵わないんだな、というのがよくわかりました。うん。さすがは口先だけなら最強のいーちゃん。曲識と相対したとき、どういう勝負になるのか結構気になるんですけど。(まあ、物理的に無理だけど)

 「戯言」の一言に反応する真心が、なんていうかいーちゃんのことやっぱり意識してたんだなぁというのが分かって嬉しかった。(ただ、その代わりに開発中の工場現場を更地にしちゃったけど)
 っていうか、真心強すぎ……。いや、カード的な意味じゃなくて。
 結局、指一本でも殺せるんだもんなぁ。



 さて、この物語の山場。
 零崎曲識と哀川潤の再会。
 やっぱ哀川さんが出てくるだけで全然物語の空気が違います。もうなんていうか、登場するだけでテンションが上がる。やっぱこの人はこの世界に必須の人ですよ。

 十年越しの再会にもかかわらず、哀川さんは曲識のことを覚えていた。
 そして、しっかりと、その約束も。

 「いい歌だったな。またいつか、聞かせてくれよ」

 何気ない約束。だけど、曲識にとっては、自分の人生を決定付けた少女の言葉だったから、とても印象に残っている。
 そのことを覚えていてもらったことで、曲識は満身創痍ながらも喜ぶ。
 哀川潤のためだけに作曲した作品がある。彼女に聞かせるため、ただそのためだけの曲。

 「僕はお前のために、歌おう」

 ずっと思い焦がれていた哀川潤に向けるためだけの技。
 哀川潤は、その言葉に、零崎は嫌いでも曲識の歌は好きだと言った。
 どこまでも嬉しいその言葉。鉄面皮、鉄仮面と呼ばれ続けてきた曲識であっても、喜びを隠すことができないほど嬉しい言葉。その対応は、哀川潤は、零崎曲識にとってのすべてだったということが分かる。

 「……それは、悪くない」

 口癖であるその言葉を、曲識は口に出す。
 それに対して、哀川潤は不満そうに突っかかる。自分が楽しみにしているといっているのに、悪くないとはどういうことだ。そんな中途半端ではなく、ちゃんといいといえと。

 今まで、「悪くない」という一歩退いた、脇役の彼らしい言葉を使ってきた曲識。
 哀川潤のその言葉を受けて、曲識は考え直す。

 「そうだな。これは失礼した。――僕としたことが。……僕、らしくもない」

 そう、言って。
 彼は、力の限り叫ぶ。

 「いい!」

 そして、十年間思い続けてきた、今は成長してしまった女性の下へ、思いっきり駆ける。
 彼女のための曲を、演奏ながら。

 零崎曲識作曲、作曲No.0『ままごと』

 それは、ままごとといいながら、明らかな初恋。
 そうして、零崎曲識はその生涯を終えた。





 最終話は、本当に感動でした。
 あと、語っとくべきは付属の零崎コロシアムトレーディングカード。
 真心が面白すぎる。久しぶりに爆笑したぞあのキラカード。
 っていうか哀川さんでも勝てねぇこれ。だって無限だぞ無限。それも全部のステータスが。前回の人間ノックのときも思ったけど、これまともにカードゲームする気ねぇだろww


 さて、これで人間シリーズも三作目。あとは、零崎人識の人間関係のみとなりました。
 人間関係。どうも、人間人間を見る限りにおくと、出夢との七回の殺し合いのこともかかれるみたいだけど、どうなるんだろうな。
 真剣な話、戯言遣いに少しでもいいから話を触れてほしいな。人識を語るには彼の存在は不可欠のはずだし。
 あと、この人間シリーズ、一巻ごとに表紙の人間が増えているんですよね。それを考えたら、人間関係は四人の人識!? ……いや、それはキモイ。
 僕の予想としては、『人間関係』と言っているくらいだから、人識のほかにあと三人別の人間が表紙に乗るんじゃないかなぁと思っています。とりあえずの予想は、出夢くんと伊織ちゃん、あと最後に戯言遣いの後姿、といったところかな。(まあ、所詮は想像で戯言だけど)

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西織

Author:西織
この欄を編集するのを完全に忘れていた男。今年の四月に新社会人という名の社畜人生に一歩を踏み出した。



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年齢:22歳
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将来の夢:作家(前途多難)

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