空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
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『君の名残を』 感想
君の名残を君の名残を
(2004/06/15)
浅倉 卓弥

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 あー、久しぶりの読書感想。

 『四日間の奇蹟』の浅倉卓弥さんの時代小説、『君の名残を』です。


 えーと、何気に読み終わるのに一週間半くらいかかってます。
 理由は、まあ、電車の中でしか読む時間がなかった所為でかなり遅々とした読書スピードとなったためです。ちょっと前までなら学校の昼食の時間もあったのですが、最近友人と一緒に食べることが多くなったためにそれすら出来なくorz
 まあ、そんなことはどうでもいいですけど。


 時代小説です。
 実を言うと僕、なんだかんだで時代小説ってあんまり読んだことないんですよ。
 そんな中で読んだ本書。なんだかすごく新鮮な感じでした。

 話は、源平合戦の頃の物語。
 その戦乱の世の中に、現世から二人の少年と少女が放り込まれる。
 友恵という名の少女は、後の木曾義仲の妻、巴御前。武蔵という名の少年は、後の源義経の側近、武蔵坊弁慶。
 その二人の縁は、戦乱の中複雑に絡まりあい一つの運命を紡ぐ。


 とにかく、物語が壮大でした。
 平家物語自体は、いろいろと今まで読んできた小説のおかげであらすじだけは知っていたので、次にどういう展開が来るのかはよく分かっていました。特に宇治川の先陣のところなんかは、つい先日学校で習ったりもしたので。……しかし、その所為でそろそろ誰が退場するとかがよく分かってしまったのがまた……。

 とりあえず、声を大にして叫びたい。


 義仲死なないでーーーーっ!


 うわああ、もう、義仲なんで死んじゃうんだよ。お前何も悪くないじゃん! 死ぬなよ駒王! 巴と一緒に木曾に帰ってひっそりと余生を過ごしてくれよ! もう報われないじゃないか!

 とにかくこの小説で一番の山場は宇治川のあとで義経に義仲が討たれた瞬間だと思います。ラストも確かに良かったけど、それ以上に義仲の死に様が……。

 木曾義仲といえば、平家追討の先陣を切った源氏。倶利伽羅峠の戦いで平家の大軍を破って上洛。その功績から平家の所為で荒廃しきった都の治安の回復を期待されたが、自らの大群を制御できずに治安の回復を失敗。その後頼朝の命で派遣された義経によって討ち死に。
 その経過を学校の授業で習った時は、ちょっとばかり義仲のことを悪く教わったためにギャップがありました。あー、でもいろいろと文献を見てみると確かにそこまで悪い人じゃないし……本当に不憫な人だよなぁ。

 そんな義仲がまだ駒王丸と呼ばれていた時代の、友恵との出会い。全部読み終わった後にそのシーンを読むと、かなりの感慨があります。

 いやもう、正直義仲が死んだ瞬間その後の展開とかぶっちゃけどうでも良くなっちゃって……。確かに最後の友恵VS義経にはすごく燃えたんだけど、義仲の散り際のシーンほどの燃え上がり方はなかったんだよなぁ。
 ……まあ、ぶっちゃけ僕が物語の比重の置き方を間違えているだけですが。
 ただ、それだけ義仲というキャラクターが僕には魅力的に映ったんです。もう言うならばまさに漢。そしてそれを慕う友恵の姿がまたいい。もう本当にお似合いの二人でした。……だからこそあの最後の別れはつらかったんですけど。


 ふう、いいたいことは言ってしまったぜ。(おい)

 いやあ、本当は弁慶と義経のこととか北条義時のこととかいうべきことはいっぱいあるんでしょうが、言ったようにもう義仲の印象が強すぎてそんなのどうでも良くないけどどうでもよくなっちゃったりしちゃって。
 とりあえず一言で言うのなら、最後の武蔵の裏切りはかなり綺麗な形でした。ほぼ歴史に忠実な形でよくこんなことできるよな……


 まあ、そんなこんなで「君の名残を」でした。


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