空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係』 感想

 やっとメフィストゲット。


 駅の本屋(積文館)には何故か絶対に入らないので、このクソ暑い中自転車こいで四十分くらいかかる場所にある明林堂まで行ってきました。
 ……いつもやってることだけど、夏にやるとやっぱ辛さが違うな(ってか何で積文館に入らないんだよ)





 というわけで、ここから先は『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係』のネタバレ満載なので回避する人は逃げてください。










 さて。待ちに待った人識と出夢の関係。

 少しずつ自分の内面に疑問を覚えていってどうしようもなくなって行く出夢が見ていてはらはらしました。
 語られていることは、実際かなりベタな話だったんですよね。それこそ少年漫画に良くあるように、馴れ合いをはじめたから弱くなった、友達を作ったから弱くなった、って話。ただ、出夢の様子を見ているとそんなベタだと簡単に笑えないんですよね。
 完全に人識に依存しちゃっている出夢。その様子は、戯言シリーズの本編から見たら意外な感じ。まあ、年齢的なことを考えたら、そういう思いを抱いても仕方がない年齢ではあるけど。
 ってか、抱かないほうがおかしい年齢だけど。
 出夢が人識に向けていた感情は、やっぱり『恋』なんだろうな、と漠然と思いました。始めの前書きに書かれていることもそうだけど、玉藻に嫉妬している場面や人識に構ってほしいとしているところなんか見ているとやっぱりそうなのかなぁと。
 心は男だけど、男に恋してしまった。ありゃりゃ。これはどうすれば。
 あくまで予測ですけど、『精神は男』といいつつ、体はやっぱり女ですから、少なからず影響受けているんじゃないかな。それに、強さと弱さが交わってしまっていた、と言っていたし、女である理澄の感覚が交わっている可能性もある。
 まあ、そういう後付な考えはいろいろ出来ますけど、突き詰めていけば『友情』よりも気持ちが大きく、『愛』ほど気持ちは大きくなかったってだけの話ですよね。その中間である、相手のことが気になって気になってしょうがないって気持ち。子供っぽい恋心。
 これは個人的な意見ですけど、『恋心』ってのは異性だけじゃなくて同性に対しても少なからず覚えると僕は思うんですよね。なんかおおっぴらに言うとアレに見られますから言いませんけど。でも、そういう感情は同性愛者じゃなくても少なからず覚えるものだと思います。
 特に出夢は、なんだかんだ言って人恋しかっただろうしね。


 この物語バッドエンドですが、ああいう感じでしか想いを表現できなかった不器用な出夢が可哀想です。
 そういえば、ちょっと前に一部のサイトで問題になったのですが、『クビシメロマンチスト』のある部分で人識が「キスでもすれば恋人だ」って言ったことがあったんですよね。
 その時は、『あ、だったら出夢とのことはどうなるの(笑)』と無邪気に思ったんですが、この話を読むと妙な感慨がありますね。
 一応、その辺の決着は二人の間でついたんだろうなぁ。


 まあ、↑と関係することで言うと、出夢が暴走するきっかけを作った狐さん。
 ……しかし、彼のやったことを考えるとほんとに、最悪だな。
 最悪なことをするためだけに最悪なことを最悪な手段で最悪なほど行うって感じですね。
 むしろ嫌がらせでしょこれじゃ。
 ノリノリで出夢の体を触りまわしたところなんかは本当に変態親父っぽかったです。
 ……ってか、変態度で言えばかなり跳びぬけてるよなこの人。忘れてたよ。



 他の話について。

 まず、西条玉藻の株が上がりすぎ。
 うわ。なんかすごいな玉藻。確かに異常だ異常だって言われていたけど、まさか内面描写ができないほど異常だとはwww
 勝ち方にしても、本当に常軌を逸した戦いで勝ったので、その異常性も加速されるってものです。うわぁ。ホント『クビツリハイスクール』であんなに簡単にお亡くなりになったのが悔やまれる……。
 ただ、一つ疑問なのが、彼女には『恐怖』という概念はあったんだろうかということ。
 意図的かどうか知らないですけど、『恐怖』に関しては一言も述べられていないんですよね。見落としがあったら申し訳ないですが。
 『クビツリハイスクール』のとき、玉藻ははっきり一姫に対して『恐怖』を覚えていたはずなんですよね。それこそ、殺そうとしていた戯言遣いを放ってしまうくらいに。だから、多分『恐怖』はあるんじゃないかと。
 とすると、彼女の中に『感情』がないわけじゃなくて、その『感情』を理解することができないだけ、ってことだろうか。『西条玉藻は現象だ』ってありますから、『感情』とかも全部『現象』として湧き上がってくるんでしょうか。あー。なんかわけわかんなくなってきた。



 てる子さんの師匠の伏線がなんだかんだで回収。
 直木飛縁魔。
 あの零崎双識とも相対したこともある男。単純な肉弾戦では13歳の出夢を軽く凌駕する。
 またとんでもないのが出てきたなぁというのが簡単な感想。
 とりあえず、『俺的必殺・問答無用拳』は、ネーミングセンスの悪さがそのまま威力に繋がっているようにしか見えないわww
 実際は出夢に放ったその一発だけだったけど、なんか雰囲気的にかなり強者だよな。少なくとも、描写を見る限り、哀川さんと真心除いたら一番じゃないか?
 しかしそれを軽く越える直木七人岬ってのは一体何者だろうか。すべてが終わった後に玖渚直から、飛ばされた7の名前をもらうと共に、大抜擢受けた男。うーん、とりあえず、可能性としてはやっぱり『霞丘道児』かな。
 その辺、『戯言遣いとの関係』で明かされることを祈りつつ。
 他の直木三銃士については、もうかわいそう過ぎて何も言うことが……



 最後に。
 子荻ちゃんが変態によってどんどん追い詰められていってます。
 魔法か何かに頼るようになるなんて、策士の名が泣きますよ!
 そしてそこまで彼女を追い詰める変態お兄ちゃんにいろいろと敬意を表したいです。いやはや、今回は今回で、人識の回想で突然ブラジャーについて語りだしたり大活躍でしたけど。
 人識の電話のときの、『……そ、その、えと、え、え、エッチなことしたり』、と『は……はいぃい!?』の二つに、彼女のすべての魅力が詰まっているような気がしないでもないようなちょやめてごめんなさいロリコンですだから石投げないで。

 あー、でもどうせなら高校生のしおぎんももっと見てみたいよ。クビツリでの退場が早すぎる。




 まあ、そんな感じで『零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係』でした。

 期待通りの感じでかなり楽しめました!

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コメント

感想が読みたくても、読んじゃダメと自分に言い聞かしてます…
[2008/08/10 23:13] URL | 狐 #- [ 編集 ]


読むなあああああ! 絶対に後悔するぞ!

しっかりと自制してください。でないといろいろと悲しいことになります。
[2008/08/10 23:21] URL | 西織白夜 #fBhJEaUc [ 編集 ]


蘭も読みたいけど我慢してます・・・
すごい気になる・・・

佐賀県住みですか・・・奇遇ですね!蘭も佐賀です
私はゆめタウンまで行って買っています
[2008/08/16 19:50] URL | 蘭 #- [ 編集 ]


よ、読んでから来いよ……

佐賀市のゆめタウンなら確実にあると思いますよ。武雄市のゆめタウンだったらどうか分かりませんけど……。蘭さんがどこに住んでいるかは分かりませんが。

絶対に読んで損は無いですっ!

[2008/08/16 20:16] URL | 西織白夜 #fBhJEaUc [ 編集 ]


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将来の夢:作家(前途多難)

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