空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
キラークイーン 感想


 ちょっと前に友達から『キラークイーン』という同人ノベルゲームを借りまして、それを昨日全部クリアしました。

 公式はこちら↓
 http://flat.web.infoseek.co.jp/KillerQueen/


 いや、もうなんです。すげー面白かったです。っていうか、これ小説として出して欲しいくらいです。この分量だったらノベルズ一冊でも十分出せるだろうに。


 物語は、バトルロワイヤルみたいなノリでして、13人の人間がある広大な建物内に閉じ込められて、そこで生き残るために様々な手をつくすというもの。彼らの首には、もし条件を満たさなかったら爆発してしまう首輪がついており、それを外すためにはそれぞれ違う条件を満たさなければならない。トランプのカードに見立てられた条件が書かれた13個のPDA。そして、ランダムに配られるジョーカーのPDA。それらに書いてある解除条件を元に、プレイヤーは動かなければならない。中には人間の殺人が条件のキャラクターもいたりで、なかなか緊迫感のある物語でした。

 とりあえず、感想は各章ごとに。


○KILLER QUEEN 姫萩咲実編
 ホント王道って感じの物語でした。まあ、体のいいハーレムエンドですしねww
 目が覚めたら見知らぬ建物。その中で、主人公は一番初めに出会った、亡くなった恋人に似た少女、咲実とともに行動することにする。
 主人公の首輪の解除条件はクイーンのPDAの所持者の殺害。しかし、主人公は自分に人は殺せないと始めから諦めてしまう。始めからそう思っていたのに、その上かかる追い討ちは、クイーンの所持者は咲実であるという事実。
 殺すか殺されるかの関係にしかなりえない二人だったが、それでも二人は行動を共にする――


 咲実のPDAが実はクイーンだったと分かったときの衝撃はやばかったですね。ホント、なんて残酷なことをするんだと。
 そんな中でも咲実を守り続けようとする総一は、本当にすごいと思う。まあ、始めから生きるつもりがないからなのかもしれないけれど、だからと言ってあそこまで頑張れはしないよ。主人公特有の正義感って言えば納得してしまいそうだけど、なんだか衛宮士郎みたいな壊れた感じにも思えた。
 ただ、その正義感も所詮は自己満足に過ぎないもので、死んでいくほうはいいけれど、残された者たちからすればやるせない思いにしかなりませんよね。そのことを気づかせる咲実の説教シーンは、音楽も合わさって本気で鳥肌立ちました。そして自分のPDAをカチ割るところなんてもう。さいっこうに恋する女の子でした、ご馳走様。
 しかし、後になって冷静に考えると、今は亡き恋人さんや咲実って厳しすぎるよな……。確かに総一は安易なほうに答えを求めようとしたりするけど、でもそこまで責められるものじゃ……なんていうか、これだけ背中押され続けてたら、そりゃ強くもなるわな。

 他のキャラについて。かりんの首輪を外すとき、なんか不手際があって爆発しないか本気で心配でした。意外とあっけなく外れたのでほっと一息ついたのですが。(何せ、文香さんの例がありますから)
 高山が初登場した時は、「うおお、かっけー」と思ったものですが、非常にあっけなく死んじゃったのでがっかり。すげーかっこいいのになぁ。
 長沢は、初登場のときからすでに噛ませ犬のオーラがびんびんと。なんか一時的に中ボスレベルにまで上がった気がしましたけど、死ぬ瞬間は完全にザコキャラ扱いでした。……まあ、気分的にはザマーミロですが。
 手塚は、マジで見てて怖かった。うわなんだこの男こえーよ怖すぎるよ。しかしラスボスかと思えば、最後の最後でヘたれやがりました。……そんな彼に送る言葉は一つ。「撃っていいのは撃たれる覚悟のある者だけだ!」
 郷田さんは……プチって死にましたね。プチって。あ、なんか死んだ、って感じでした。
 麗華がまさかのラスボスですか……。毒ガスの効果の範囲がかなり気になるところ。なんだか随分と都合のいい毒ガスみたいでしたけどww
 あと、どうも麗華の伏線で回収されていないものが……。プレステ版だったら麗華ルートあるし、そっちなら分かるんだろうなぁ。

 まあ、そんなこんなでかなり面白かったです。
 最後の爆弾解体2本線問題には爆笑しましたが、あの流れだったら大丈夫だろうと半ば安心していました。まあ、まさかいきなり話が半年後に飛ぶとは想像していませんでしたが。
 最後にはとりあえず仲間全員幸せエンドでよかったです。



○And There Were None 色条優希編
 言うならば、Fateの桜ルート。完全にダークサイドの物語でした。
 見知らぬ部屋で目覚めた主人公が一番初めに出会ったのは、亡き恋人と同じ名前を持つ少女。十歳と参加者の中で一番幼い彼女を、総一は使命感にも似た思いから守ることを決意する。


 開始直後に、咲実死亡に思わず固まりました。
 いや……なんて悲惨な……。一つ前のエピソードでハッピーエンドを迎えたヒロインが次のエピでは死体で登場だなんて。しかもその死に様が、絞殺死体でちゃんとCGまであるというのだからまた……。
 ついでに言うと、同じく前のエピでは生き残ったかりんも、登場が物言わぬ死体。しかも、首輪が本当に爆発するか試すためにその死体も使われるという悲惨さ。……まさか、首がもげた画像まで用意しているとは思いませんでしたよ。
 そんな、一種トラウマになりかねないようすで第二部は開始でした。

 とりあえず、布陣が一気に様変わりしたので面白かったです。
 第一部では登場すらせずに死んでしまった葉月のおっちゃんは、まじでいい人でした。頼りなさそうな人だなぁと思いきや、年長者として責任感を感じてしっかりと行動に移しているところがかっこいい。出来れば助かって欲しかったんだけどなぁ……
 あと、こちらも第一部では一瞬でなくなってしまった文香さんですが、今回は結構長生きしましたねぇ。っていうか、この人明らかにサブキャラっぽい人ですけど、メインルート欲しいなぁ。
 高山に関しては、こっちも長生きしたほうだと思います。っていうか、助けに来たときかっけー。しかしこれまた死ぬときあっけねー(泣)

 っていうか、このルートは全員死ぬのがあっけなさ過ぎてかわいそう過ぎでした。郷田さんとか、死体のCGすらないんですよ。(まあ、あったらいろいろ問題ですが)
 そして、すべての黒幕が……。

 長沢を撃退したときに、優希が低い声でキレていたところで僕は気づきました。あー、そういえば渚が死んだときも生き残ってるし、漆山が死んだときもなんだかんだで生き残ってたなーと。そしてその勘は高山と葉月が殺された段階で完全に固まりました。あー。しかし悲惨だなぁ。
 手塚はもっとまともな奴だと思ってたのに……。少なくともロリコンじゃないと思ってたのに、なのに……。最後の死ぬザマがあまりにもかわいそう過ぎてもう、苦笑いしか出ません。
 ……つかですね。冷静に考えてくださいよみなさん。優希は十歳ですよ。十歳。何を堂勘違いすれば犯そうだなんてこと考えるんですか。つーか手塚! すぐそばに麗華という女がいながら何故に幼女に手を出した! いや、そこが問題なわけじゃないけれどさ!
 ……優希の親父にしても、いくらなんでもロリコン過ぎるだろ。せめて中学生くらいになってからだろうが。十歳は悲惨すぎるは十歳は。

 とまあ、なんだか随分と変な方向に話しが曲ってしまったのですがともあれ。

 ある意味参加者の中で最強に近いんじゃないかと思う優希。一体何を間違えて第一部の方で死んでしまったのかがかなり気になるところですが、その鬱憤を晴らすかのごとく二部では大暴れでした。よく考えると、第一部の方では葉月と一緒にいて殺されたはずですから、少なからずそこでの物語りもあったはず。あー。葉月のおっちゃんと優希が二人で戦い抜いて、おっちゃんの優しさに触れて最終的に優希が救われるって話もみてみたいなぁ。

 とりあえず、ラストはなんだかすっきりしない感じ。確かにハッピーエンドだけど、どうも丸くおさまった感じがしないんですよね。そういうところも、やっぱり桜ルートのトゥルーと同じ感じがします。あれだけ大きな罪を犯しておきながら、のうのうと生きるのはさすがに難しいって感じですしね。



○NG集
 とりあえず、麗華の声の人可愛すぎる。随分キャラ作りのために気を張ってるんだなぁと思いました。「苛まれる」とか面白すぎるでしょ。
 咲実も咲実で面白かったです。まさかあの説教シーンで大ポカやらかしてくれていたとは! 感動台無しですねww
 あと、かりんの妹のかれんの自己紹介は笑えた。「かれんかれんかれん……あれ?」って、短い登場シーンでそんな間違いするなよ(笑)

 あー、こういうNG集って目新しかったので面白かったです。あー。出来たら男性キャラの方も見たかったなぁ。



○おまけシナリオ
 女性キャラみんなで打ち上げの焼肉パーティを開く話。
 やばい。弄られる咲実が可愛すぎる。濡れ場の朗読とか、確かに赤面ものでしょうよ。しかもそれを
寺の文まで読み上げる麗華。ノリノリすぎです。
 エロがあるキャラはいいわよねぇと開き直る郷田さんだったり、地味にねちねちと責めるかりんと渚が面白かったです。
 ってか、そこで渚の読み上げるガンダムのセリフが一々面白すぎる。「認めたくないものだな、若き(ry」とか、「当たらなければどうということはない!」とか。そしてそれをリアルタイムで見てたという郷田さんとか……。もうこの時点で完全にキャラ崩壊してますねはい。

 あと、銃器について嬉々と語る渚がシュールすぎる。何気に高山をヘタレ扱いしていることといい、もうノリノリである。いきなり目の色変えて銃器について語り始めたことについては面白すぎですが。
 いい加減渚のトークにみんなが疲れた頃には、すでに全員出来上がっているという。文香が泣きながら自分のルートがないことを嘆いたり、それに対して優希が、「『これで買ったと思うなよ~』って言って」とかいういろいろ危ないこと言うし。いや、ダニエルの娘さんですが何か。
 麗華があと1ルートあればって嘆いていたところはすごくリアルでした。うーん、マジでけずられたんだなぁ。あそこまで一生懸命にナって戦っていたことにはなにか理由があったのか。その辺やっぱり知りたいなぁ。(あと、血に染まったワンピで笑うというのも見たい)
 
 とりあえず、なんかいろいろ裏事情っぽいのも見れて面白かったです。あー、しかし文香さん可愛いなもう。(あと、ひたすらおばさん言われる郷田さんがなんとも)




 なんでも、つい先日これのプレステ版が出たそうで、かなりやりたいです。
 どうもルートが増えているらしく、渚と麗華がメインヒロインに格上げになった模様。そして、ストーリーもほとんど別物に変わっているそうなので、かなり気になります。
 う~。大学に行くときまでの我慢かなぁ。
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コメント

PS2版の「シークレットゲーム」での手塚と高山のかっこ良さは異常だぞ。
[2009/01/11 12:38] URL | 通りすがり #GpEwlVdw [ 編集 ]


マジっすか!?
うわー。それホントやりたい!

いくらなんでもあの二人の扱い酷すぎですもんね。特に高山。風のうわさで二人が共闘するとか言う話も聞いているので、嫌でもテンションが上がります。

あー。絶対大学生になったらプレステ2買ってソフト買ってやってやる。
[2009/01/11 23:43] URL | 西織白夜 #fBhJEaUc [ 編集 ]


いや、それよりこれ買ったほうがいい。

http://flat-software.com/FLAT/

 『シークレットゲーム-KILLER QUEEN-DEPTH EDITION(デプス・エディション)』
 windows専用サスペンスアドベンチャー
 発売予定: 2009年 春
 価格(予価): 9,240円(税込)
 ※18歳未満の方はご購入になれません。

 イエティから発売されたプレイステーション2専用ソフト「シークレットゲーム-KILLER QUEEN-」に新エピソードや、追加要素を加えた完全版が、windows用ソフトとして発売決定。
 2009年春の発売を目指して、ただいま誠意製作中です!
[2009/01/14 22:53] URL | 通りすがり #GpEwlVdw [ 編集 ]


……な、なんと。

ありがとうございます! うわ。すげぇ。どんどんテンションが上がります。

本当に春に発売してくれたら時期的に最高ですし。プレステ買うのが一番大変だったんですよね。パソコンで出来るんならそれに越したことはありません。

よし、この楽しみをばねにあと少しの受験を乗り切るぞ!
[2009/01/14 23:17] URL | 西織白夜 #fBhJEaUc [ 編集 ]


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西織

Author:西織
この欄を編集するのを完全に忘れていた男。今年の四月に新社会人という名の社畜人生に一歩を踏み出した。



性別:男
年齢:22歳
血液型:A型
趣味:読書&執筆
将来の夢:作家(前途多難)

本の感想などを見たい人は、こちらをどうぞ
『空っぽの知識(読書日記)』
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自作小説専門のブログ作りました。
『空っぽの知識(自作小説)』
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