空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
『魔王-JUVENILE REMIX』六巻感想


 最近帰りの電車はずっと英語のイディオムを覚える時間に当てていたんですけど、今日だけは『魔王』の新刊があったのでそっちを読みました。



 というわけで感想。




 まず、表紙。
 ちょ、なんでこいつwww

 もう方々で同じ反応が出ていることでしょうが、これはマジで予想の斜め上を超低滑空していくようなレベルの選択です。いや、確かに要が××するけどさ、でも何でまたメイドリーナ。
 いや、正直一番初めに表紙見たときは、誰だかまったくわかりませんでした。最終的に2ちゃんで知ったんですけど……。確かに、これは発売前に表紙がマル秘になるわな。
 ってか、本誌でああなっちゃったから、おそらく表紙を飾れるのは最後だろうと思われたマスター哀れww。もし次にチャンスがあるとしたら、彼も××するときですけど……。


 次、カバー裏。

 マスターに大爆笑させていただきました。
 ホント、マスターは(ネタとして)愛されてるな。安藤とか潤也とか蝉とか満智子先輩とかも可愛かったけど、全てはその後ろでタマのポーズを取っているマスターの所為で台無しww



 内容の方は、安藤とマスターの対決が中心。

 出来れば区切りよく第一部が終わるようにコミックス出して欲しかったけど、さすがに難しかったか。まあ、巻の引きとしては絶好のところで終わったので満足ではありますけど。
 しかし、一気に読み返すと、連載中には気づけなかったこととかいろいろ見れてやっぱり面白いですね。特に千葉の描写とか。まあ、あれは『死神の精度』知らない人にはマジで意味分からんキャラだけど。


 マスターとの決着となる、問題の
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 ……加筆が……宇宙が……地球が……。


 宇宙に届け、俺たちの「おおおおおお――!」


 ちなみに、よく探してみて気づいたんですけど、これ『お』の中に一個『あ』が混ざってる……。


 安藤、なんてえげつないことを……。





 安藤とマスターが対決する前にそれぞれの考えを言い合うところも、読み返してみると結構流れがうまいな、と思いました。
 まあ、原作『魔王』からの流れは今のところここだけみたいな状況ですけどね。

 安藤の最初の疑惑は、見るからに妄想じみたもののように見えましたが、こうして周りの状況が変わってしまってからは、読者の視点からは安藤が全面的に正しいと思ってしまう。
 読者から見れば、犬養を頼りにアンダーソングループを必要以上に敵視している人々の方がおかしいように見えるのですが、立場的には安藤に共感している読者もその人々と同じなんですよね。場のムードというか、流れに流されている。物語上は安藤が圧倒的に不利だから、別に違和感なく安藤の頑張りを応援できるけれど、もしこれで全てが安藤の思いのままにいったら? 犬養が正しいといえないのと同じように、安藤が正しい、ということも言い切れないのに、妄信的に安藤を応援してしまう可能性がある。

 まあ、実際僕たちは『読者』という、ある種神の視点から見ているので、別にそんなに盲目になることはあまりないと思いますが。でも、この漫画を読んで、安藤が正義だと思ってしまうのは危険な気がします。
 だからこそ、合間合間で、安藤の表情は恐ろしく変化する。「誰も言い切れないんだ。犬養が魔王じゃないなんて」のシーンのどす黒い表情などからも見えるように、安藤にも『魔王』としての要素があるということを随所で表現している。

 マスターが言うように、今の日本に『統率』が必要なのはわかりますが、マスターの言い分にも穴はいっぱいあります。ってか、統率することで平和な世界を作るって言っても、結局その所為で日常生活に害を食らう人がいるから、安藤のように反抗してくる人が出てくるんですし。大多数を抱え込んで少数を切り捨てる、というのは仕方がないこととは思いますが、だからといって少数を蔑ろにしていい言い訳にはなりません。蔑ろにされた少数からすれば、反抗するのが当たり前ですし。

 結局、どっちがいいってわけでもないんですよね。安藤の考えにしても、やりすぎたらせっかく整った平穏を無駄に乱すだけで終わっちゃいますし。日本のように保守的に固まってしまっている世の中を動かすには、犬養みたいに率先して前に立って統率する人が必要だというのは確かですけど。
 っていうか、六巻序盤のアンダーソン父のセリフがかなり的確なんですけどね。日本人は流れに流されるだけだ、って。実際、ああやって犬養を支持しているのも、自分では気づいていなくてもノリでやっている人ばかりでしょうし。



 まあ、そんなこんなで第一部終了は、二月発売の七巻に延ばされちゃいました。むむぅ。早く、蜂とマスターの戦争の間を歩く犬養とか、「巨乳大好き」と言わせようとする安藤が見たいよぅ。


魔王 6―JUVENILE REMIX (6) (少年サンデーコミックス)魔王 6―JUVENILE REMIX (6) (少年サンデーコミックス)
(2008/11/18)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://tukimaturi.blog89.fc2.com/tb.php/427-606b9d16
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Author:西織白夜
完全に冬に入って布団から出るのがとてもつらい時期。単位と快楽のどちらをとるかで毎朝悩んでいる大学生です。

性別:男
年齢:19歳
血液型:A型
趣味:読書&執筆
将来の夢:作家(前途多難)

補足:
西尾維新と奈須きのこの熱烈なる信者を自称している今日この頃。自分の本棚を改めて見直すと、あまりに脈絡のないラインナップに、いろいろと心中思うところが……。とりあえず、もっと全体的に増やしたい。(そして本棚がほしい)


本の感想などを見たい人は、こちらをどうぞ
『空っぽの知識(読書日記)』
http://emptyreader.blog81.fc2.com/

自作小説専門のブログ作りました。
『空っぽの知識(自作小説)』
http://emptynovel.blog83.fc2.com/

同じFC2ブログを三つも作ったことにより、他のブローカーに訪問者履歴的な意味で迷惑が……あの、本当に申し訳ございません。


何か連絡があれば、こちらにお願いします。
alred_marchen☆hotmail.co.jp
(☆を@に変えてください)



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



FC2カウンター



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ



フリーエリア

「シークレットゲーム-KILLER QUEEN-DEPTH EDITION」

十八禁サイトです。年齢認証はありませんが、個人の意識にお任せします。