空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
2008年 読んだ本個人的ベスト10



 以前言っていました、今年読んだ本の個人的ベストテンをやりたいと思います。



 おおー。




 ぱちぱちぱちぃ~。






 …………。







 ルールを説明します。

 まず、上げるのは『今年僕が読んだ本』であり、別に『今年発売した本』ではありません。(まあ今年発売した本が多いのは当たり前ですが)

 次に、選出基準は『読後の気持ちの強さ』です。心を揺さぶられた順に行きます。他意はありませんはい。

 最後に、『二冊以上同一作家のものは入れない』です。あんまり同じ作家ばかりじゃ面白くないので、その作家の中でも一番面白かったものをあげます。




 では、いってみよ~。







 第十位!




 『阪急列車』 著/有川浩

阪急電車阪急電車
(2008/01)
有川 浩

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 有川浩のは『別冊・図書館戦争』とどちらにしようか迷いましたけど、話の構成でこっちを。
 とりあえず読了したときの『帰ってきた』っていう感じが最高。片道十五分の折り返し。その間に繰り広げられるさまざまな人間模様がすばらしいです。
 ホント、よくここまで話を広げられるような、と思いました。




 第九位!


 『マテリアルゴースト』 著/葵せきな


マテリアルゴースト〈5〉 (富士見ファンタジア文庫)マテリアルゴースト〈5〉 (富士見ファンタジア文庫)
(2007/05)
葵 せきな

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 ちょっと狙った感があったりしたけど、読んでたときはかなり夢中になりました。

 ってか、四巻が神です。あれはすごかったです。
 ちなみに、感想はこちら

 ……正直、葵せきなさんにはもっとシリアスを書いて欲しい。生徒会シリーズが売れてるから無理かもしれないけど、この人完全シリアスかかせたら真価発揮しそうだけどなぁ。





 第八位!


 『死神の精度』 著/伊坂幸太郎



死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)
(2008/02/08)
伊坂 幸太郎

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 なんだかんだで一番印象に残ったのはこれ。
 『魔王』とか『グラスホッパー』は漫画の方の補正が強い気がするので、ここでは除外。連作短編の小説として、かなり面白かったです。

 とくに、第一話から最終話のリンクには、鳥肌が立ちました。

 伊坂幸太郎は、ほんと地味にうまいから癖になる。





 第七位!



 『さまよう刃』 著/東野圭吾



さまよう刃 (角川文庫)さまよう刃 (角川文庫)
(2008/05/24)
東野 圭吾

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 夢中で読みました。
 そして読み終わった後のやるせなさはすごかったです。

 正直、これは真面目に感想書きたかったんですけど、いくら書き連ねても仕方ない内容なんですよね。ただただ、復讐するためだけに行動する主人公の姿がさびしく映ります。
 ラストがああいう終わりだったのも、衝撃的でしたね。せめて本懐くらい果たしてあげてよ、と思います。その辺、妙にリアルだったのでぐっさりと刺さりました。




 第六位!


 『世界の終わりの終わり』 著/佐藤友哉


世界の終わりの終わり世界の終わりの終わり
(2007/09)
佐藤 友哉

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 えー。世間では評判の悪い本作品ですが、わたくしとしては本当にどツボにはまりまして。はい。

 んー。なんか日和ってるって意見が多いけど、むしろこれ佐藤友哉の心情爆発じゃない? ってか、痛々しくない? もうその辺大好きなんですよ僕。

 まあ、というわけでこんな位置。なんだかんだでこれ読んだの三月くらいみたいですけど、かなり印象に残っています。





 第五位!


 『Fate/Zero』 著/虚淵玄




 諸事情によりイメージなし。(だってアマゾンに売ってないんだもん)

 ぶっちゃけ今年一番始めに読んだ本です。いやあ、もう熱かった。

 こっちもなんでかネット(とくに2ちゃん)で評判悪いけど、なんで? すごいじゃん。ってか熱すぎでしょ。キャラが違うとか言うけど、みんな自分の信念に付き従ってる姿はそのままじゃん。

 まあ、なんです。とりあえずイスカンダル×ウェーバーにはマジで泣かされました。あれぞ王道!





 第四位!


 『四畳半神話体系』 著/森見登美彦

 
四畳半神話大系 (角川文庫)四畳半神話大系 (角川文庫)
(2008/03/25)
森見 登美彦

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 『夜は短し歩けよ乙女』とどちらにすべきか、と悩んだのですが、話の内容的にツボにはまったほうということでこっち。(笑えたのはどちらかといえば『歩けよ乙女』の方でしたが)

 なんていうかね、この面白さは読んでもらわないと分からない。説明のしようがまったくないです。
 一人称の文体の所為で読む人を選ぶというのはあるでしょうが、もしこの文体が面白いと思う人は完全にはまると思います。もうとにかく。これは買ってよかったと本当に思いました。








 さぁて、ここからはトップスリー。

 ちょっと長すぎるよねこの記事、と思いながらも、気にせず発表しますよ~。



 では




 第三位!



 『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』 著/西尾維新

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)
(2008/12)
西尾 維新

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 バリバリ最近、っていうかつい先日の話ですね。はい。

 ちなみに、西尾維新は『偽物語』と『きみとぼくが壊した世界』のどっちにしようか迷っていましたところに、これが来ました。

 ついでに言うと、本当は西尾維新は四位で、森見登美彦が三位のつもりでした。その作品に関わらず。


 ぶきぼくの登場で、一気に形勢逆転でした。

 なにがここまでさせたかというと、やっぱりそれは串中弔士の物語の終わりを見せられたから。
 あの最終章だけで、もうガツンと食らいました。こういうのがあるから西尾維新は大好きなんです。







 第二位!


 『鉄道員(ぽっぽや)』 著/浅田次郎


鉄道員(ぽっぽや)鉄道員(ぽっぽや)
(1997/04)
浅田 次郎

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 いま「は?」って思った人挙手。
 まあ、確かに脈絡ないけどさ! でも、本当はこれ、始めは一位だったんだよ! それくらいの衝撃でした。
 これ、感想本気で書きたかったんです。
 でも、いろいろ重なって今まで書けなかったんです。


 とりあえず、なんで唐突にこんなのを持ち出したかというと、この中の『ラブレター』っていう短編を読みたかったから。
 そして読んでみて、一気に浅田次郎のファンになりました。
 やばいんです。本当に。短編小説で泣かせるような作品に、僕は初めて出会いました。マジで最後に泣きそうになりました。たった五十数ページで泣かせるんですよ? こんなの初めてですよ。

 そのあと収録されている短編全部読んで、完全に浅田次郎の虜に。図書館行って絶対に確認する作家の一人になりました。

 この本の中で特にお勧めなのは、『ラブレター』と『角筈にて』。表題作の『鉄道員』もよかったけど、個人的にはその二つが最高でした。どちらも最後の一文における湧き上がる感情がすばらしいです。ぜひ一読を!









 では、とうとうやってまいりました。




 さて、問題の第一位は……





 第一位!


 『とらドラ!』 著/竹宮ゆゆこ


とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)
(2008/10/10)
竹宮 ゆゆこ

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 「やっぱり」と言った奴、挙手!

 ああ、そうだよ。やっぱりだよ! 出来レースなんだよ!


 本当は一位は浅田次郎だったんですよ。でも、先月こんなものに出会っちゃった。出会ったものはしょうがない。

 一気に九巻まで読めたというのもあったでしょうが、とにかく一つ巻を読み終わるごとの読後感はやばかったです。あそこまで精神的にダメージ受けたのはマジで久しぶりでした。(だって、リアルに失恋したときの気分でしたもん)
 特に五巻以降のレベルの高さは異常。ここまで心をつかまされた事が今まであったっけ、と思うくらいの勢いでした。

 所詮ラノベか、などと言わず、読んでみてください。
 これは本当に傑作です。







 そんなこんなで、今年読んだ本個人的なベストテンでした。


 正直、受験生とは思えないほど本読んでいることに今気づきました。


 ……うん。まあなんだい。今本読みたくて仕方ないよチクショウ。

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コメント

正直、とらドラを5巻から読んでない俺は負け組だと思います…

森見登美彦さんの作品ではけっこう太陽の塔が好きです
でも、四畳半神話体系の話の構成も好きですね

Fate/Zeroのイスカンダルとウェーバーには泣かされました
熱い男の魂を感じますよね

今年読んだ本の中で一番心奮わされたといえば
かなり古くてすみませんが、「イリヤの空UFOの夏」です
最後のイリヤのセリフに涙腺が崩壊しました
[2008/12/14 18:29] URL | 狐 #- [ 編集 ]


森見登美彦さんの『太陽の塔』は僕はなんだか微妙にあわなかったですね。確かに笑いのツボとかは分かったんですけど、全体的につかみどころがなさ過ぎて……。

『イリアの空UFOの夏』は、実を言うと二巻で挫折していたり……。なんだか勢いに乗れなかったんですよね。
うむ。確かに評価が高いのは事実だし、この機会に再チャレンジしてみるのもいいかもしれない。


『とらドラ!』は、六巻までは切ながら読んでもいいですけど、七巻からは一気に読んだ方が絶対いいですよ。ある意味冷却期間としてはいいタイミングかと思いますよ。
[2008/12/14 22:32] URL | 西織白夜 #fBhJEaUc [ 編集 ]


世界シリーズ、新刊が出てたとは!さっそく買いに行かなければ。
傷物語も面白かったです。会話のテンポのよさががメインですね。
もっぱら西尾さんの魔法少女リスカと奈須きのこさんのDDDの続巻を待つ日々です。
(西尾さんはあとがきが毎回面白いのが素敵です)

とらドラはアニメを見て、小説を買うか迷ってました。
で今買うことに決めました。(アニメは萌え死にするかと思いました。)

今年一番おもしろかった本と言えば
有川浩さんの図書館戦争シリーズと、紅玉いづきさんの人喰いシリーズです。
紅玉さんの本は世界観もさることながら、あまりのまっすぐさに胸をうたれました。

活字中毒であり、どんな本でも好きで、読んだ本は所有したいという人間は
いくらお金があっても足りないということを実感しますね。

長々とコメント失礼しました。
[2009/04/14 16:15] URL | 砂波螺 尤 #- [ 編集 ]


まさか去年の記事にコメントが付くとは……。
一応、『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』は、去年、2008年の十一月に出ています。少し短いのが物足りないかもしれませんが、内容はとてもいい雰囲気を放っていますよ。

『とらドラ!』は確かに買いだと思います。アニメでは分かりにくい心理描写もしっかりと描かれていますし。ある程度の読解力があれば、思い通りにならない気持ちの交差にもだえ苦しむことでしょう!

紅玉いづきさんのは、『ミミズクと夜の王』がちょっとピンとこなかったので読んでいなかったのですが、以降の本もかなり高評価なので、近いうちに読んでみたいとは思っていました。今度探してみます。

長いコメントは、僕としてもうれしいので大丈夫ですよ。

[2009/04/14 20:37] URL | 西織白夜 #fBhJEaUc [ 編集 ]

きょ去年の記事でしたか!
とらドラ!について検索をかけていたところ発見したので。(さっそく買いに行きました)

一気に読みすぎると、その世界に囚われるのがこわいですね。

世界シリーズは題名これからどうするんだろうなと思っていたんですが
こんな手で来るとは!西尾さんはこういう細かな遊びがたまらないです。

お早い返信どうもです。またちょくちょく伺います。
[2009/04/15 21:36] URL | 砂波螺 尤 #- [ 編集 ]


いえいえ。去年って言っても、まだ半年も前じゃないんで。

ちなみに、世界シリーズのラストは『ぼくの世界』とかなりシンプルに決めてきていますよ。まだ刊行時期は未定ですが、黒猫の話になるそうです。最後にどんな物語を持ってきてくれるか、楽しみです。


本の感想とかに関しては、今はこのブログではやっておらず、こっちでやっているので、ぜひ読書日記の方もよろしくお願いします。
http://emptyreader.blog81.fc2.com/
[2009/04/15 22:22] URL | 西織白夜 #fBhJEaUc [ 編集 ]


さまよう刃映画化されましたよね
子供がいるから映画館いけないけどdvdでたら是非とも見たい
[2009/10/19 11:22] URL | うさぎ #- [ 編集 ]


『さまよう刃』の映画はかなり気になっているのですが、東野圭吾作品の映像化でこれまで成功した試しが少ないのがちょっと怖いですね……。
DVD化したら僕もすぐにみたいです。
[2009/10/19 15:20] URL | 西織 #fBhJEaUc [ 編集 ]


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西織

Author:西織
この欄を編集するのを完全に忘れていた男。今年の四月に新社会人という名の社畜人生に一歩を踏み出した。



性別:男
年齢:22歳
血液型:A型
趣味:読書&執筆
将来の夢:作家(前途多難)

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『空っぽの知識(読書日記)』
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自作小説専門のブログ作りました。
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