空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
『零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係』 感想
 もう読んだのは一週間くらい前になりますが、メフィスト掲載の『零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係』の感想を今更ですが書きたいと思います。


 というわけで、未読の方は回避回避。









 『零崎人識の人間関係』改め……





 ザ・オールスター感謝祭!







 というわけで、すごいメンバーでしたね今回は。


 人間シリーズは戯言シリーズの伏線回収に使われているのは分かっていましたが、ここまで露骨にやってくるとは……。




 まあ、そんなわけで。今回は、兄妹の話。


 零崎人識と無桐伊織の関係であり、
 闇口崩子と石凪萌太の関係。


 この符号から、伊織との関係のときに、わざと崩子と萌太の話を絡めてきたんだというのは分かるんですが、しかしいかんせん少しばかり伊織と人識の関係が弱かった気がしないでもないです。
 出夢との関係のときがモロに二人きりの世界だったのを考えると、ちょっと残念だったかなぁ。


 といっても、話自体は面白かったです。



 久しぶりに戯言メンバーが見れたからもう始めからテンション上がりっぱなしでしたよ。始めに萌太と哀川さんの会話から始まったので、そこでもってくるか! と思いました。
 人識と伊織が哀川さんの病室を襲撃する流れはもう爆笑の連続。化物語の漫才のようなノリとは少し違ったテンションですが、どちらかといえばこっちのどたばたアクションっぽいノリの方が好み。伊織ちゃんの「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」発言とか、人識君のファッションがやばいとかとにかくキャラクターのピンポイントを突いてくれる。
 っていうか、哀川さんの漫画ブログ読みてーッ!




 まあ、そんな風に一つ一つネタを取り上げていったらきりがないので、とりあえず大きなところを一つずつ。


・クリスタルカイザー六花我樹丸について。

 …………。
 色ボケ爺じゃん。

 いやー。なんつーか。『生涯無敗』っていうのの本領発揮できなかったために判断しづらいですが、とりあえず強いんですかねこの爺さん。
 人識の話によると、直木飛縁魔と同じ部類で、目立たない強さを持っているそうですが、それがどれほどのものか図れないのが残念だなぁ。戦ったのは力失った崩子ちゃんだけだから判別のしようがないし。あれだけの大口叩くくらいだからまさか単純に弱いとは思えないけど。
 ただ、多分哀川さんとガチでぶつかったとしても、今回と同じような結果になりそうだなぁと思います。勝負が勝負として成り立たず、あいまいなまま終了してしまう。そもそも、哀川さんの強さは『勝ち』や『負け』が素直につくような次元じゃないだろうし。


 しかし、石凪と闇口の両方に子を設けたって話である程度予想はついてたけど、この爺さんマジでパネェなww


 最後に崩子に対して優しい言葉をかけたときは、なんか普通のお爺ちゃんって感じでした。



・石凪砥石について。

 最後の落ちにびっくりした。

 ああ、なるほど。そうくるか、って感じですね。
 さすがに『呪い名』の死吹まで絡めてきたのはやりすぎかなぁとも思いましたが、とりあえず不明だった『呪い名』の一つの一端が明かされたと思えばいいです。

 ただ、出来ることならもう少し描写が欲しかったなぁ。
 というわけで、新たな零崎一賊、零崎問識をよろしく。

 ……っていうか、結局人識は新しく出来た弟と逃亡生活ってことだよな。なんというブラコン



・赤き征裁VS橙なる種

 「げらげら――げら」

 で大爆笑。

 大厄ゲームつまんねー。などと余裕ぶっこいて言っていた哀川さんの平静がぶっ壊れていく様が最高でした。
 ってか、いくら旧式と新型の差といっても、いくらなんでもスペックの差が酷すぎるww

 最終決戦後一ヶ月の二人のスペック

 哀川潤 → 回復二割。体の全筋力零からの回復。未だ握力は戻らず。
         ※注:ヘリコプターからのゴムなしバンジーによって、湖に落ちたものの体力は一割以下に。

 想影真心 → 百パーセント。全力全開。友達と喧嘩したくてうずうずしている悪ガキ
           ※注;ヘリコプターからゴムなしバンジーを試み、一枚岩に着地するも無傷。


 哀川さんの「お前人間じゃねぇよ!」発言には腹抱えて笑いました。

 でも、そんな状態でも寝かしつけてしまう哀川のおねーさまがかっこよすぎます。人類最強の名にふさわしい人ですねやっぱり。

 しかし、この橙色の暴力を赤色に向けて放った某戯言遣いはマジで懲らしめるだけのつもりだったんだろうなー。まさかこんなやばい状況だったとは思ってもいまい。

 そして、闇口崩子ファンクラブに連ねている名前の中に、さりげなくあかりさんの名前がないのににやり。なんだかんだであの人はツンデレだよなー。そしてネコソギで京都に来たのはひかりさんかてる子さんか分からないという微妙なネタバレ回避もうまい。数人さんはただのロリコンだろww



・闇口崩子について

 萌太が最後に残した依頼に泣かされました。

 ちょっとばかりご都合主義が強すぎる気がしましたが、ページが足りないので仕方ないとあきらめます。我樹丸と憑依の内面をもう少し掘り下げてくれたら良かったんだけどなぁ。

 でも、正直闇口と石凪なのに兄妹ってどういうことか気になっていたので、このタイミングでくるとは思ってなかったのもあって正直うれしかったです。
 出来れば『戯言遣いとの関係』のときに再登場を願います。



・零崎人識と無桐伊織について

 今回のメイン。
 とある二人の、ある日突然結ばれた兄妹関係について。

 まあ、要するに対等の関係でありたいという願いですよね。
 世話したり世話されたり。見守ったり見守られたり。そういう何気無い関係が二人のベストな関係。
 ただの兄妹関係じゃないそんな関係が、零崎となっても家族と呼べるものが人識しかいない伊織と、零崎の中でも零崎になれなかった人識の二人にはある意味ふさわしいのかもしれないなぁと思いました。


 伊織については、やっぱりというかなんと言うか、殺人衝動が問題として上がりました。
 零崎一賊が人を殺すのは、そうしないと生きていけないからという前提条件がある以上、伊織だけが例外というのはさすがに都合が良すぎますからね、やっぱりといえばやっぱりです。
 曲識という前例を出したのは、このためだったのかもしれないですね。零崎曲識の話は、途方もない一人きりの戦いに挑む伊織に、僅かばかりですが希望になりそうです。
 ってか、殺人衝動の反動状態が、まんまバーサーカーww。零崎一賊のクラス判定はバーサーカーですかそうですか。

 と、読んでいてふと思ったのですが、人間試験のラストで書かれた『零崎舞織』というのはもちろん伊織の零崎名ですが、まだ地の文が『無桐伊織』になっているのは、これが理由じゃないでしょうか。
 要するに、零崎であるための条件である『殺人』をやらないでいようとしているからこそ、まだ彼女は完全に『零崎』じゃない。だからまだ、彼女の描写は『舞織』じゃなくて『伊織』じゃないのかなぁ。
 最終的に彼女がどうなるかは分かりませんが、出来れば笑っていて欲しいものです。(再登場の隙は、『人間関係』の中にはさすがになさそうですしね)


 次に、人識。
 人識のネコソギ時点での体調不良の伏線が回収されたのは良かったのですが、いくらなんでも残酷すぎる……。
 二重生活送っていた頃ならいざ知らず、今は裏の世界でしか生きられないというのに、そこからもはじかれてしまうなんて悲惨以外のなにものでもない。
 というよりも、人識にとって居場所といえる場所が一つもないということに、なんだか寂しさを感じます。
 確かに、零崎同士の近親相姦によって生まれた鬼子といっても、零崎一賊の定義からするとおかしいんじゃないの? っては前から思っていました。でも、まさかピンポイントでこんな悲惨な運命が用意されてるなんて……。

 でもこれで、これまでの人識の曖昧な立ち居地の説明がついてしまうんですよね。どちら側にもよれない、中立ですらない、宙ぶらりんな立場。
 だから、人識にとっての人間関係というのは、重大な意味を持つんだろうなぁと思いました。そういう意味で『零崎人識の人間関係』という題名になったのかもしれない。


 一つおさらいとして、
 人識と出夢の関係は、『敵対関係』
 人識と伊織の関係は、『兄妹関係』

 そして、あと二つの予想。
 人識と双識の関係は、『兄弟関係』でいいとして、人識と戯言遣いの関係は?

 順当なところで言えば、『友達関係』とか『同類関係』、『対称関係』とかが着そうですが、いまいちあわないような気がします。
 だいたい、『友達関係』の場合は出夢との関係でもある意味取り上げられているように思うので却下せざる終えないかも。(あと、邪推すると『恋人関係』も出夢で消化済み)

 本当にどうしてくれるんだろうなぁ。




 まあ、そんなこんなで『零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係』の感想でした。


 今回で回収された伏線と撒かれた伏線が複数あったので、そのうち暇だったらまとめるかもしれません。

 何はともあれ、次の双識との関係もかなり楽しみです。おそらく次は小さな戦争の話題が来るだろうし、萩原子荻の出番もあるはず!

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コメント

いやぁ、無桐伊織との関係、凄くよかったですねー。
私は立ち読みで終わらせたんですけど、気が付いたら1時間半ぐらいたってて驚きました。

モテカワメイクとお洒落ガンバリストのシーンでは爆笑しちゃいました。本屋さんなのに。
あと、「生涯無敗、敗れたりっ!」ってところ。
崩子ちゃんがなんとゆーか、そのー・・・・・・よかったです。

この感想も深いところまで読み込んであって凄いなって思いました~。
何か長々と済みません・・・
万年金欠の私といたしましては単行本を楽しみにしていきたいと思います。
[2008/12/22 11:56] URL | 元 玉藻 #- [ 編集 ]


モテカワメイクと愛されメイクで言うと、愛されメイクの方が可愛く聞こえる気がします。

懸命に石を投げる崩子ちゃんのシーンは、必死さが伝わってきてジンと来ました。
我慢の限界だったんだろうなぁ。


ふふふ、万年金欠ですがメフィストは始めからお金を取ってあったんだぜ☆
おかげで今財布の中身はリアルにゼロなわけですが。ってか、今月西尾さん関連出すぎなんだよ(泣)
そこんとこ考えて講談社は出版してほしいです。
[2008/12/23 23:45] URL | 西織白夜 #fBhJEaUc [ 編集 ]


こちらでははじめまして。

今更ながら読了いたしましたー。ザ・オールスター感謝祭…まさにその通りですね!
家出兄妹にスポットが当たるのすら予想外だったのに、まさか想影真心まで出てくるとは思いませんでした。
戯言ファンとしては嬉しい限りですね。流石西尾さん!
哀川さんのブログは検索しても存在しませんでしたが←

戯言遣いとの関係…自分も『対称関係』は考えたのですが;
[2008/12/26 23:02] URL | 里崎Kyo #Vezp52Ww [ 編集 ]


ちょっと風邪で死んでいたので返信遅くなりました。申し訳ありません。


人間シリーズにおける伏線回収率はすごいですよね。ただ、ついでに伏線をばら撒いたりもしているので全体ではトントンですけど。

哀川さんのブログ、代わりに書いてくれないかな、西尾さん。(あとついでに言うと、漫画雑誌は少年少女青年週刊月刊隔月間すべてを合わせたら普通に30冊以上あるんだぜ零崎くん)

最後の戯言遣いとの関係が全ての集大成になるようなものになるでしょうね。うう、もどかしい。出来るなら書き下ろしにして欲しいなぁ。
[2008/12/27 23:11] URL | 西織白夜 #fBhJEaUc [ 編集 ]


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Author:西織
この欄を編集するのを完全に忘れていた男。今年の四月に新社会人という名の社畜人生に一歩を踏み出した。



性別:男
年齢:22歳
血液型:A型
趣味:読書&執筆
将来の夢:作家(前途多難)

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