空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
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『火炎鳥の涙』 第三章Bパート


 第三章Bパート。あと、リープスとルチアの会話の間章。

 もうマーカスの話です。あと、やっとローアンがまともに行動を始めました。


 一つだけ言っておくことがあるとすると、この話の舞台で使われているのは大体アラビア語という設定で、リープスだけはアラビア語が分からないので全部英語で喋っていることになります。そのため、実を言うと二章でリープスが『芭蕉扇』について解説をしているところも、マグヌスにとっては「何か言ってるなー」程度で、内容は理解できていなかったり。
 ローアンとマーカスは二人きりのときだけは英語。他に人がいる場合はそのときそのときで英語とアラビア語を使い分けているという感じです。

 ハワードとカールスについては別に設定があるので、それは四章で。


 では、続きからどうぞ(ぎりぎり日付が変わる前に更新できた……)







◇◆◇


 ローアン・クルセイドという魔術師は、マーカスにとっては得体の知れない存在だった。
 確かに実体はあるのに、つかみどころのない不気味な魔術師。ローアンの方がどう思っているかは知らないが、マーカスにとっては苦手な人間の一人だった。
 それなのに、何の因果かマーカスとローアンは変に縁が合った。共に行動する任務を命じられたり、魔術のことについて共に研究することもあった。その間にかけられた迷惑の数々もさることながら、ローアンの内面の不透明さに、マーカスはマラにいる間ずっと思い悩んでいた。
 ……そんなことを思い出すと、これからその当人に合うのが嫌になってくる気がした。
 先日唐突に彼が村を訪ねてきたときも、突然のことに内心では動揺でいっぱいだったのだ。ただ、村の長であるという責任感のおかげで、その場で取り乱さずに対処する冷静さを保つことが出来た。
 別に嫌いではないのだが、本来ならば、極力向かい合いたくない相手。しかし、それでも会わなければならない。
 このタイミングで村を空けることへの不安がなかったわけではないが、それよりもカールスのことを優先するべきだというのが結論だった。村の代表であるカールスがあの様子では、士気もなかなか上がらない。カールスの覚悟は見た。あとは、体調を整えなければならない。
 カールスの体調不良の原因として、ローアンのことが真っ先に思い浮かんだのはほとんど直感に近いものだった。だが、一旦疑い始めるとその可能性はどんどん確実なものとなっていった。そして一番の決め手は、昔彼が『魔法』を研究する過程で行っていた実験だった。
「生物というのは、興奮状態にある時は例外なく体温が上昇するんですよね」
 マラにいた頃、ローアンはマーカスに聞かせるように言っていた。
「だから、もし上手い具合に体温を上げることが出来れば、同じように人工的な興奮状態を作り出せるんじゃないかって思うんですよ。興奮状態を自由に作り出せさえすれば、扱いやすいですから」
 そういって実験室で薬の調合をしていたローアンは、マーカスが知る限り成功したことはなかったはずだ。しかし、あれからかなりの年月が経っている。もしかしたら、それが彼の『魔法』として完成しているかもしれない。
 具体的にどういう効果があるのかは分からない。そもそも、彼がなぜそのような実験をしていたかさえ分からないのだ。しかし、長年研究を続けていたくらいだから、確実に何らかの価値があるのだろう。
 ローアンの居場所に関しては、検討がついていた。
「いるんだろう。ローアン」
 二時間ほど歩いて、その場所につくと、マーカスは大声を出してローアンの名前を呼んだ。
 そこは、森の終わりに近い場所だった。すぐ近くに街がある。しかし辺りに人影はいない。当たり前だろう、もしこの森に入り込めば、自分たち山賊の餌食になるのだから、人気がなくなるのは仕方がない。その上、今の時刻は日付が変わったばかりという時間。そんな時間に人影があるわけがない。
 ――そして、そんな場所だからこそ、誰かに邪魔される心配はない。
「どうした、ローアン。いないのか?」
「――そう大声あげなくても聞こえていますよ、マーカス」
 辺りを憚らないマーカスの大きな声に、辟易したような声が何処からか返される。
 声の主が何処にいるのか探ろうとするが、簡単に辺りを見渡しても姿が見えなかった。
「よく分かりましたね。一応これでも気配は隠していたんですけど」
「ふん。隠れ続ける気などなかったくせによく言う。――こうして私の方から出てきてやったんだ。せめて姿ぐらい見せたらどうだ、ローアン」
「あー、そうしたいのは山々なのですが、しかしそれをやったらあなた、問答無用で攻撃するでしょう? 見たところ冷静そうですけど、怒りを抑えるのに精一杯って感じもしますし」
 当たり前だ、と言いたい気持ちをぐっと堪える。
 マーカスは沸き起こる衝動を押さえつけたまま、もう一度慎重に辺りを確認する。……やはり気配はない。かなり上手く隠れているようだ。
「……分かった。何もしないと誓う。私は話がしたいだけだ。だから出てきてくれないか」
 痺れを切らし、マーカスは軽く手を上にあげる。その時に、手に持っていた炭素棒は見やすいように地面に投げ捨てた。
 このまま何もしないでいるより、この方が話を進めやすいと思っての判断だった。ただ、一抹の不安は残るが――
「……分かりました。では、出て行きます」
 そう、声が聞こえた。
 その声を信頼し、ローアンの姿が現われるのを待っていた。
 ――その瞬間。
 マーカスはとっさに右横に自ら跳んだ。
 それとともに、先ほどまでマーカスがいた位置に影が紛れ込む。
 それは、骸骨だった。本物かどうかは分からないが、人の形を取った骨の塊は闇の中から突然現れた。背後から襲ってきたそれは、手に持った鍬のようなもので切りかかってきたのだ。
「『破砕せよ』」
 飛び退きながらローブの下から炭素棒を取り出し、マーカスは相手を確認もせずそれを投げつける。炭素棒が破裂するのと同時に、骸骨もその身をバラバラに砕かれた。
 その様子を横目で確認しつつ、マーカスはすぐに動いた。
 振り返った先には無数の骸骨。それらが一斉に襲い掛かってくる中を、振るわれる得物に当たらないように気をつけつつマーカスは突進する。群れとはいえ、所詮は骸骨。彼が体当たりするだけで、すぐにバラバラに砕けていった。
 その骸骨の群れを抜けると、――虚をつかれて呆然としているローアンの姿があった。
 声をかけようともせず、マーカスは炭素棒を力強く向ける。
 慌てて、ローアンも手に持ったナイフのようなものを向けてくる。
 双方の得物が眼前で停止し、膠着状態が生まれた。
「――あは」
 先に口を開いたのは、ローアンのほうだった。
「さすがに、専門ではない魔術では足止めすらも出来ませんか」
 睨み合った状態で、緊張の糸が切れたようにローアンは愛想笑いを浮かべる。
 それに対してマーカスは、厳しい表情のまま口を開く。
「この状態なら、お前に刺されるよりも早くこちらは大規模な爆発を起こせる。誰もが恐れ、誰もが見たがった『神秘』だ」
 一言一言を、言い聞かせるように威圧を込めて発音する。
「呪文の詠唱というタイムラグは期待するな。見たいのであれば、《エンドディストラクション》を見せてやるが、どうする?」
 もちろん、それをやればマーカスとて無事ではないが、それでも構わなかった。
 後に残された集落の人々のことが心配でないというわけではないが、それを思考するほどの余裕は今のマーカスにはなかった。ただ、炎帝が大丈夫になるか、それかローアンを叩きのめすか。その二択しか今の彼にはなかった。
 マーカスは冷静沈着と思われがちであるが、その実、性格は真反対であった。彼の扱う魔術同様、爆発するような激情家なのである。そんな彼は今怒っていた。目の前の男を叩きのめすことこそが、今の目的であるかと錯覚してしまいそうになるくらいに。
「こそこそと人の後をつけてきたんだ。何か私に用があるのだろう?」
「……どうやら、随分前から気づいていたんですね」
「気づかないとでも思ったか? 確かにマラを抜けて十年近くになるが、オフィカナを抜けてからはずっと紛争地帯にいたんだ。魔術戦とはかけ離れているが、日和ったりはしていない」
「ちなみに、どうして私があなたに用があると確信しているんですか? もしかしたら集落から遠ざけるためだけかもしれないのに」
「もしそうだったら、もっと強力な罠を仕掛けるだろうからさ。それに、用がないのなら追跡なんてするはずがない」
「はは、なんだか全部お見通しみたいですね」
 ふう、と一息つくようにローアンは突きつけていたナイフを取り落とす。
「降参です。考えてみたら、体術でも魔術戦でも、あなたに勝てたことはありませんでした。今やっても、私が負けるに決まっています」
 両手を挙げて全身で降参の意を表すローアンに対し、マーカスはまだ信用しきれずに炭素棒を突きつけ続ける。
「用件を言え。グダグダと話をする気はない」
「……私の用件よりも先に、あなたの方の用件を言うのが常識じゃないですか? 状況的にはあなたの方が有利なんですし」
「こっちの言いたいことは分かりきっているだろうが。ぬけぬけと言うな。言っておくが、私は今、ぎりぎり自制が利いている程度だ。正直、いつ暴走するか分からない」
 目の前に憎き敵がいて、自分の手に爆弾の起爆スイッチがある。そんな状況をずっと堪えているのだ。実際、いつ暴走してしまうか分からないというのは本音だった。
 そのギリギリの線をかろうじて留めているのは、マグヌスとの約束。一日で帰る。そのためには、こんな所で死ぬわけにはいかない。もし発動させれば自身も死んでしまうような自爆を安易に行うわけには行かない。
 ジッと、マーカスはこれ以上言うことはないとでも言うように、ローアンを見つめ続ける。実際は、これ以上話を続けたら限界がきそうだったために黙ったのだが、その沈黙はこの場に良いように作用したようだった。
「……分かりました。もう軽口を叩くのは止めておきます」
 その気迫が伝わったのか、観念したようにローアンはそう口にした。
「その棒を突きつけたままでいいので、ついてきてください。お見せしたいものがあります」
 くるりと、ローアンはマーカスに背を向け歩き出す。
 呼び止める暇もなく歩き出したローアンに、仕方なくマーカスはついていくことにした。何処に連れて行かれるか不安がないわけではないが、状況が動くのならばそれに越したことはないと思い直したのだ。
 しばらくの間、薄暗い、無人の町の中を歩く。
 つい先日まで戦時下にあったのか、町は廃墟と化しており、あちこちに戦闘の跡が残っていた。住民は皆避難したのだろうか。歩いている間、自分たち以外に人影は見られなかった。
「……どこに行くつもりだ」
 十数分ほど歩いて、マーカスは沈黙に耐え切れず、思わずそう尋ねていた。
 すると、意外なほど平坦な声で返答が返ってきた。
「あと十分って所ですよ。そう焦らないでください」
 まるで、ぴしゃりと鼻先で扉を閉められたかのような言われ方に、調子を狂わされる。行き場を奪われた感情に憮然としつつ、マーカスはそのまま黙り込む。
 そのまま五分ほど無言のまま歩いたところで、今度はローアンの方から話しかけてきた。
「とりあえず確認なんですけど」
「……何だ?」
「あなたの望みは、カールス・イシルドの救済でいいんですよね」
 聞かれた問いに、マーカスは沈黙を持って答えとした。
 沈黙の意図を正確に捉えたのか、ローアンは気にせずに話を続けた。
「あなたの予想通り、カールスのあの高熱は私の仕業です。以前話したあの『魔法』ですけどね、まだ完成はしていないのですが、あと一歩というところまできました」
「それをカールスに試して完成させようと考えたのか?」
 思わず確認を入れてしまったが、実際それは、状況を鑑みれば確認を取るまでもない事柄であった。
 ローアンの答えも、「はい、その通りです」と肯定が返ってくる。
「どうして、カールスなんだ」
 話の流れ的に丁度いいと思い、マーカスはずっと考えていた疑問を吐き出した。
「どうしてその最後の仕上げがカールスなんだ? お前とカールスに接点があったとは思えない。こんな、マラから見れば偏狭の地としか思えない場所に来るよりも、マラの方でもっといい素材を探したほうが良かったんじゃないか?」
 一気にまくし立て、相手の反応を待つ。
 ローアンは僅かに思案する様子を見せたかと思うと、すぐに話し始めた。
「一応言っておきますが、カールスと初めて出会ったのは、あなたたちよりも私の方が先のことなんですよ」
「……ということは、私たちの村に来る前に会っていた、と?」
「はい。それも、あの子が故郷を無くして彷徨っていた直後のことです。丁度あの辺りに用があって出張してきていたときに、本当に偶然出会ったんですよ。――あ、火炎鳥の放浪民族が壊滅した事件は知っていますよね?」
「風の噂にはな」
「では、カールスがその一族の後継だったということには気づいていますか?」
「薄々は。少なくとも、あれほどの炎の異能ならば、間違いないとは思っていた」
「でしたら、あの子と初めて会ったときの私の興奮も分かってもらえるでしょう?」
「…………」
 思わず、黙り込む。
 その沈黙は、図星だったからだった。
 ローアンの言う思いは――マーカスが、初めてカールスを見たときに感じたものと、まったく同じだった。
「あれほどの異能の才能は稀です。しかも、カールスは私と出会った段階で、すでに正式な契約を火炎鳥と交わしていた。元が異常な才能なのに、それに加えて神との契約も持っている。こんなものを見て、放っておけるはずがないではないですか」
 確かに、その通りだ。
 魔術師ともあろうものが、あれほどの素材を蔑ろにできるわけがない。それに加えて、自身の魔術研究に大きな飛躍を与えるとなれば、尚更である。
 現にマーカスも、一度は捨てたはずの『奇跡』への思いを、カールスを見たとき僅かに取り戻したくらいなのだから。
「おかげで私の研究は文字通り飛躍しました。なかなか見えなかった『魔法』への道が見えたのですから。あなたのように『神秘』に行き着くまではまだかかりそうですが、その足掛かりは出来たという感じです」
「……つまり、カールスと始めて接触してから、ずっとその動向を追っていたということか」
「四六時中、ってわけではありませんけどね。種が孵化するまでに時間がかかるのは分かっていましたから、植えつけた後はほとんど泳がせていたようなものです。その結果、いつのまにかあの山賊の集落に転がり込むことになったりしてて、驚きましたよ」
「ということは、私に会いに来たのも、カールスを見張っていたら見つけたからなのか?」
「そうなりますね。ただ、あのときの勧誘は、あれはあれで本気ですよ。あなたという人材が欲しいというのは、マラの……いえ、どちらかといえばミュリエルの本音ですから」
 そういえば、マラに戻ってこないかと言われたこともあったな、と今更ながら思い出した。
 しかし、ローアンはそんなことを言いつつ、裏ではカールスの監視などということをやっていたのだから侮れない。というよりも、よくもぬけぬけとやってくれるものである。
「ただ」
 マーカスが思考に沈んでいるところで、ポツリとローアンはつぶやいた。
「本音を言えば、カールスの境遇の方こそ、私が気になった理由なんですけどね」
「それは、どういう」
「――と、ここです」
 マーカスの疑問に答えず、ローアンは会話を打ち切るように言う。
 それは一軒の建物。――どうやら飲食店のようだった。ただ、外から見た様子でも、すでに戦禍の所為でボロボロであるが。
「中に入りますけど、いいですか?」
「ああ」
 開きっぱなしの扉から先に入ったローアンに、短く答えながら遅れて中に入る。
 案の定、店の中も荒れ放題だった。大破した木のテーブルや、足のもげた椅子。厨房らしき空間は根こそぎ抉られた様子で、コンクリートの破片がそこら中に散らばっている。
「ここが、どうかしたのか?」
 慎重に辺りを見渡しながら、マーカスは問う。
 が、その問いに対する答えは、別の形で表された。
「――本当に、随分と衰えましたね、マーカス」
「……どういう意味だ?」
 呆れたような物言いのローアンに、怪訝な声を返す。
 そんな、まだ状況把握も出来ていないマーカスに、ローアンは嘆息して続ける。
「確かに、マラを抜けてからもいろんな修羅場を潜り抜けてきたんでしょうね。物腰なんかは、昔よりも鋭いくらいです。――でも、どちらかといえば、単純な戦闘技術ばかり鍛えられたんじゃないですか?」
「―――ッ」
 ローアンの言わんとすることを、やっと把握する。
 しかし、それでも対応を取るには遅すぎた。
 慌てて辺りを見渡すと、建物の壁全体に、大小様々な魔法陣が描かれていた。
 そして、目の前で、ローアンの体が崩れ落ちる。
「お、おい」
 慌てて掴み取ろうとするが、するりとマーカスの手をすり抜けてしまった。後には、彼が着ていた服だけが、床に残される。
「ホント、随分と甘いんでびっくりしました」
 何処からか、ローアンの声が響いてくる。
「昔のあなたなら、いくら私が先に移動し始めても、移動したりしないであの場で羽交い絞めにするくらいのことはしてくれたものですけどね。ふふ、私が先に歩いていた程度で、罠なんか無いと安心していましたか?」
 その通りだった。
 少なくとも、目の前にいたローアンは本物だと思っていた。だからこそ、その先に罠がある可能性を考慮しなかった。
 おそらく途中までローアンは本物だったのだろう。少なくとも一番初めにやりあったときは本物だったと確信している。だとすると、入れ替わったのは移動途中――いや、違う。移動途中もずっと見張っていたのだ。その見張りが外れたのは――この建物の中に入るとき、一瞬だけタイミングがずれていた。それか!
「くそっ」
 悔しさに思わず毒づく。
 その様子が可笑しかったのか、ローアンはからからと笑いながら追い討ちをかける。
「さて、今更ですが私の用件を言いますね。――とりあえず、あなたはしばらくこの町にいてもらいたいと思います。なに、そんなに長い間ではありません。ほんの一日ほど、あの集落に戻らないでもらえればいいだけです」
「……そうお前の思い通りに行くと思うか?」
「思い通りにいかせますよ。ふふ、甘く見ないでもらいたいですけど、今展開しているのは、さっきの骸骨のような専門外のやっつけ仕事じゃないですよ。正真正銘、私がこれまでに修得してきた『魔道』。簡単なものと思ってもらっては困る」
 では、――と。
 ローアンは後腐れない様子で、最後の言葉を紡ぐ。
「もしこの町を抜けられたら会いましょう。それまで、さようなら。マーカス」
 その言葉とともに、部屋中に描かれた魔法陣が、怪しく光りだす。
 そしてその魔法陣の中から、何かが飛び出してきた。
 反射的にそれを回避する。――が、次の瞬間、背後から体当たりを食らった。
 転がりながら慌てて振り返ると、そこには一匹の獣が。
「妖魔かっ!」
 その獣の正体に、すぐに気づく。
 妖魔。
 それも、マーカスの目の前にいるのは、その中でも一番格下の下級妖魔。
 世界に満ちた力、『大源(マナ)』によってその身を形成し、自然発生する災害にも似た存在。
 それが、目の前に、ある。
 四方から襲い掛かってくる妖魔に対し、マーカスは部屋中を転がりながら懸命に回避する。しかし、完全には避けきれず、次々と傷が出来る。
 この狭い部屋の中では圧倒的に不利だった。
「『爆発せよ』」
 炭素棒を振るい、爆発によって妖魔の突進を防ぐ。しかし、その間にも、背後から別の妖魔が次々に迫ってくる。
 このままでは、確実に死が待っている。
 止まる間もないほど動き回りながら、マーカスは覚悟を決めた。
「『狂えよ大気、惑えよ熱気』」
 地面に向けて半分に折った炭素棒の欠片を投げつけながら、マーカスは身構えつつ唱える。
「『叫べよ大源、弾けよ熱源』!」
 獣の形をした妖魔は、目の前を真っ黒に染めるほど群れをくんで襲い掛かってきている。あと一歩でその牙が届くといった距離。紙一重のその瞬間――

「『轟き爆ぜよ、荒くれの王よ』」

 マーカスを中心に、全てを薙ぎ払う爆発が起こる。
 その爆発は、向かってくる妖魔を撃ち滅ぼすだけでは飽き足らず、建物そのものを塵に返すほどの威力で炎を撒き散らす。音速を超えた衝撃波は辺りを蹂躙し、半径数メートルを更地にしきるほどの威力だった。
「が――ぁ」
 もちろん、それほどの術をすぐそばで行ったのだから、マーカスも無事ではすまない。
 防御の魔術を全力で使用したのだが、それでも完全に衝撃を緩和することは出来なかった。――それもそのはず、今扱った術は、『神秘』の研究段階で出来た副産物とも呼べる魔術。拡散を本質とした魔術を、威力を最小限まで抑えたものなのだが、それでも他の術に比べたら何倍も強力だ。
 しかし、これでどうにか罠から抜けることが出来た。あの建物の中にいる限りマーカスに勝機はなかったのだから、それを考えるとまだマシだと言える。
 痛む体の調子を確認しながら、マーカスはゆっくりと立ち上がる。節々が悲鳴を上げている。四肢は大丈夫だが、他は骨もいくらか折れているようだった。
 ――と、安心して少し気を抜いたところで、妙な空気を覚えた。
「何、だ?」
 それは一言で言えば違和感だった。
 夜の、少し肌寒いくらいの空気。その澄み切った鋭敏な雰囲気の中で、何かがズレていた。
 そのズレは、否応なくマーカスの意識を支配していく。知っているはずなのに理解できない空気。知っていなければならないはずなのに、思い出せない空気。
 その答えは、あっけなくも、すぐに提示された。
 背筋に感じたのは、獣の殺気。
 思わず戦慄する。それは、怯えから来るものではなく、驚愕から来るもの。ありえない、そう信じていたことが背後にある。認めたくないことを背に、マーカスは凍りつく。
 だが、いつまでも固まっているわけには行かない。
 迷ったのは僅かに数瞬。マーカスはすぐに背後を振り返った。

 ――そこには、無数の妖魔が所狭しと犇いていた。

「ま、さか……」
 目を凝らしてみると分かる。妖魔の背後。――いや。それどころか町中に、先ほど建物の中で見たような魔法陣が張り巡らされていることが。
 そしてその魔法陣の中から、ゆっくりではあるが、際限なく妖魔が這い出してきていた。
 これが、ローアンの言っていた罠。
 マーカスを長時間この町に拘束するための魔術。
 これはローアンが、とある魔術師の『魔法』を模倣した魔術。この術のことを、開発者は軽い遊び心を交えてこう名づけていた。
『モンスターパーク』と。
 無限の獣は、一斉に最も魔力の強大な者――すなわち、マーカスに襲い掛かる。
 反射的にマーカスも構えるが、その手は先ほどよりも幾分握りが弱くなっていた。


※※※


「ふぅ、なんとか嵌めることができましたか」
 これから戦場になるであろう無人の町を出て、ローアンはほっと一息ついた。
「……衰えたといっても、やっぱり彼を罠に嵌めるのは骨が折れますね」
 実際、マラにいた頃並みにマーカスの魔術への警戒心が強かったら、どうなっていたことか分からなかった。
 マーカスはローアンに対して苦手意識を持っていたようだが、同様にローアンの方も、マーカスに対して苦手意識を持っていた。
 どんな策を練って、どんなに追い詰めようとも、彼にトドメを刺せる気にならない。いつまで経っても、格の差が縮まった気がしない。そういった意味で、マーカス・ケルフィンという男は、ローアンにとって永遠の先輩であった。
 さっきにしたところでそうだ。隙を突いて、かろうじて罠に嵌めることに成功したが、後を見届けるほどの余裕はなかった。本来ならば万全を期すためにも、死亡するのを見届けるか、あるいはこの手で殺すべきなのだろうが、そんな勇気はどこを探しても見つからなかった。
「まあいいです。別に、命を奪わずとも、さほど変わることはないのですから」
 何処ともなく言い訳を口にしつつ、ローアンは町に背を向けた。
 そして、おもむろに携帯電話を取り出す。
『どうした、ローアン。また俺の助けが必要なのか?』
 呼び出し音は一回。いつもの通り、すぐに通話は繋がった。
「ええ、まあそんなところです」
『ならとっとと言え。出来ることなのなら、今すぐにでも終わらせたい』
「はは、いつも通り返答が早いですね、ドローレス。まだ内容も言っていないのに承諾してくれるなんて、説得のし甲斐がないじゃないですか」
『言っておくが、俺は自分に出来ないことはするつもりはない。もし俺の能力以上のものを求めているのならば他を当たれ』
 そうそっけなく言うドローレスに、ローアンは苦笑しながら弁解する。
「その辺はちゃんと把握していますよ。あなたとの付き合いは長いんですから」
『だったらいい。早く用件を言え』
 急かすように言う口調も昔から変わらないなと思いつつ、ローアンは用件を口にする。
「昨日と同じ長距離砲撃をやってもらいたいんです。目標も同じ。時間は後でお教えします」
『……まあ、それくらいならば構わないが。しかし、俺は今、昨日砲撃した位置から随分離れてしまっているぞ。また戻れというのか?』
「あ、そこは構いません。というより、帰っちゃって構いませんよ。ただ、砲撃する時はマラではなくちゃんと外に出てもらわないと困りますが」
『ん、だがそれだと、そちらに届く頃には威力がかなり落ちるぞ。うまく直撃したとしても、気絶がせいぜいだ。人を一人殺すこともままならんが、それでいいのか?』
「大丈夫です。というより、殺してもらっては困るんですよ。無差別爆撃である以上、目的以外の人物に当たってしまったら困りますから」
『要するに、不明な外敵からの攻撃が必要なわけだな。そういうことなら心配はしない。それで、砲撃の位置は?』
「ちなみに今何処にいますか?」
『今はフランスの――』
 ドローレスの言う都市には覚えがあった。
「でしたら、その辺で構いません。その都市内でしたら場所は任せます。時間は一日くらい待ってもらうことになりますが、よろしいですか?」
『ああ、いいさ。なら、それまで場所の探索でもしておこう』
「毎度のことながら、助かります」
『構わん。俺にしたところで、お前の研究成果を見せてもらえるんだ。等価交換だ。取引としては安くはない』
 そうそっけなくドローレスは言う。
 彼なりの照れ隠しなのだろうと勝手に解釈し、ローアンは笑いながら会話を締めくくる。
「では、また後ほど連絡します」
 通話を切った後、「ふぅ」と一度息をつく。
 さて、これからどうするべきか。
 時間は少しある。その間にやるべきことを一つ一つ確認していく。
 今はまだ夜。
 しかし夜が明ければ、すべてが始まり、そして仕組んだすべてが功を成す。
 すべての元凶たる男は、その時が来るまでの間、携帯を片手に方々に手回しをした。


◇◆◇


『カールス、カールス』
 自分を呼ぶ声が聞こえる。
 この身に名づけられた名を連呼し、その声は何度も何度も呼びかける。
『しっかりしなさい、カールス!』
 しかしその声は、はるか遠くの出来事のように現実味がない。夢心地の中で呼びかけられているためか、まったく意識を揺さぶられない。
『ダメよ、カールス。ちゃんと答えて!』
 カールスのその状態が分かり、声の主はよりいっそう焦る。
 しかし、声が焦れば焦るほど、カールスの心は頑なに殻の中に閉じこもろうとしていった。
 カールス・イシルド。
 その名は、火炎鳥の一族の長になるためにつけられた名前。
 しかし、その名にどれほどの意味があることか。
 本質を偽るためにつけられた建前の名。一族の長になるために、民の上に立つために、ただその威厳を求めるためだけにつけられた空っぽの名。
 この名前に、未だ自分が適しているとは思っていなかった。
 むしろ、成長するにしたがって、求められたものと現実のズレを感じずにはいられなかった。
 この名の由来は、数百年前の英雄から取ったのだという。
 火炎鳥の契約者で歴史上、最強と呼ばれた炎使い。その男の活躍は一族だけに留まることなく、率先して各地の戦に参加し、騎士として前線に立って戦ったという。その姿は、伝承によると炎の帝王の如き為り。その所為か、彼は往年、《炎帝》と呼ばれていたそうだ。
 ――そう、今のカールスと同じように。
 だからこそカールスは、自身がその名で呼ばれるたびに辟易する。自分は《炎帝》などと呼ばれるほどの存在ではないと謙遜してしまう。その大げさなネーミングに気恥ずかしさを覚えるのだ。
 しかし、そう呼ばれるのは必然でもある。
 もともと、カールスにはその名に見合うだけの才能があった。異常で異質な、飛びぬけた才能。それは伝説の《炎帝》に匹敵せんばかりのもの。だからこそカールスの父は、一族の長にさせるために無理を通してその名をつけたのだった。
 本来ならば、その身につけられることがないはずの男の名を。
『カールス……』
 ――ココロ。
 朦朧とした意識で認識するのは、契約者たる火炎鳥の姿。
 火炎鳥・ココロ
 炎を身にまとう神鳥は、心配したようにカールスに語り続ける。
『しっかりして、カールス! 取り込まれないで』
 ――あ、ぁ。
 答えようとするが、弱々しい声は寸前で途切れる。
 熱い。燃えるように熱い。燃え盛るように熱い。まるで煉獄の炎に焼かれているように、カールスの体は熱を持っていた。
 ――ボク、は
 ――ココロ……
 夢の中ですら、答えることが出来ない。それほど衰弱しきっている。ココロに、安心してといいたいだけなのに、それすら伝えられない。
 意識にノイズが入る。
 ココロの呼びかけも、雑音に混ざり少しずつ途切れていく。
『気を強く持ちなさい! 取り込まれたらダメ!』
 最後に、その声が聞こえなくなる寸前まで、ココロは叫んでいた。
『戦いなさい! カールス!』
 それが最後だった。
 ノイズが酷くなり、すべてが真っ白に染まる。ぼやけた景色は現実味を失い、ただ苦しみだけを残す。
 熱により、カールスは喘ぎ続ける。
 ココロの声はもう聞こえない。
 もう思考する能力すら薄れ、カールスはただ力なく寝続けることしか出来なかった。




 間章


「行かせてよかったの?」
 ハワードが建物を出て行って十分くらい経った後。
 リープスは、デスクで作業中のルチアに向けておもむろにそう問いかけた。
「どういう意味だ?」
「わたしはアラビア語は分からないから、ハワードとあの指揮官さんがどんな話をしたかは分からない。でも、ハワードの反応を見る限りあんまりいい話ではなかったみたいね」
「ああ。実際、あいつからすれば実りのない話だったな」
「ハワードからしたら反発したくなるだろうけど、一応あなたはこの国の人間なんでしょ。あんな風に、ハワードをけしかけるような真似をして良かったのって聞いてるの」
「別に、私がけしかけたわけじゃないよ。出て行ったのはハワードの勝手だろう。私の迷惑にならない限りなら、文句の言いようがない」
「そう。まあ、あなたがそういうんなら別にいいわ」
 投げやりなルチアの言葉に対して、同じように適当な言葉をリープスは返す。
 実際のところ、ルチアが胸中でどう思っているのかは分からない。しかし、今回ハワードがあんな行動を取ることには意味があると、メタカロスは始めに言っていた。彼が言うのなら、本当に意味があることなのだろう。だから、ルチアが何を考えたところで無駄なのだが。
 もしかすると、そのことが分かっていたからこそ、彼は何も言わなかったのかもしれない。リープスは気だるい体に鞭打って、視線だけでもルチアの方に向ける。
 と、丁度視線が合った。
「ん? どうかしたの?」
「いや、な。……さっきのは、一体なんだったんだ?」
「さっきのって?」
 はて、何かしただろうか。
 さっきと言われてもよく分からない。
「お前が、ハワードに何か飲ませただろ。あれは一体なんだったのか聞きたいんだ」
「あら、そんなことが気になるの?」
「これでも、魔術師の端くれだからな。少しかじった程度の素人同然とはいえ、気になるものは気になる。見たところ、随分と消耗しているようだが、どんな術をつかったんだ?」
「あのね、魔術師がわざわざ自分の行った術の解説なんてすると思う? 下手したら術の理論ごと盗まれるかもしれないのに。これ常識よ?」
「といっても、お前も知っているとおり私は素人同然だ。使える術にしても限られている。別に、お前の術式が分かったところで何の得にもならないが?」
「じゃあ、なんでわたしの術を見たいだなんていうの?」
「それは、ただの好奇心だ」
「……………」
 そんなところばかり一丁前に魔術師なんだから、と呆れたようにリープスは嘆息した。
 少しだけ迷ったが、自分と彼の仲を考えたらそのくらいならいいだろうと思い、リープスは諦めたようにつぶやく。
「ま、あなたとはまったく知らない仲じゃないし。それに、こんな理論を話したところであなたがどうこうできる類じゃないからいっか」
「たしかメタカロスからの預かり物だって言ってたよな? あの男が渡すってことは、それ相応の価値があるんだろう?」
「うーん、価値があるって言えば、そりゃあかなりあるんだけど、あれはそういう次元じゃないのよね。文字通り規格外の代物だから。――あなた、メタカロスの正体については知ってる?」
「あいつとはもう数十年の付き合いだ。それくらい知ってるさ」
「あ、そう。だったら話は早いわね。あの宝石は――」
 そして、リープスはあの宝石の意味するところを語り始めた。
 彼女の言葉を聞くにつれて、ルチアの表情がどんどん険しくなっていく。無理もない。それだけのものが、あの石にはあるのだから。
「……ちょっと待て。それを事前に準備していたってことは、まさかメタカロスは最初からこうなることを予測していたのか?」
「さあ。どうかしら。わたしとしては、山賊と戦うときの万一に備えて渡すようにしたんじゃないかと思っていたけど。でも、この状況を見るとあなたの言う通りかもしれないわね」
 はあ、と嘆息しつつ、リープスは言う。メタカロスのやろうとしていることを一々理解しようとするのは不毛だとはとっくに分かっているのだ。
「ま、そういうわけで、メタカロスっていう存在の本質を使えば、そんな神秘級の――下手したら奇跡に届きかねない術も作り出せちゃうわけよ。ただ、作り出すための儀式は結構時間かかったけどね。いろいろ法則無視しちゃうからそれを誤魔化すために何重にも術式を重ねなきゃいけなかったし。あの苦労を考えると、もう一度作れなんて言われても絶対に嫌よ」
「まあ、そんな恐ろしい術式なら、確かにそれ相応の対価はあるだろうが……そっか。だからそんなに消耗しているわけだな」
「そうそう。おかげで見ての通りもうすっからかん。魔力に限らず、体中のエネルギーというエネルギー全部持ってかれちゃったから。もう少しで寿命まで削られるところだったわよ」
 ま、これでもマシなほうだけどね、とリープスは付け加える。
「本当だったら、万全の状態のでも魔力の全てを持ってかれるくらいの術式だったから。もしわたしのように馬鹿みたいな魔力持っている人以外がやったら、作る段階で命を落とすでしょうし。事前に下準備してなかったら、どうなっていたことやら」
「……本当に次元が違う話だなそりゃ。軽く自信を失うぞ」
「この程度で失う自信なら今のうちに失ってた方が楽よ。わたしなんてただ、魔力が異常にあることだけが長所の魔術師なんだから。今回敵方にいるマーカス・ケルフィンを見てみなさい。あの男なんて、たったの二十年足らずで『神秘』にまで達したらしいじゃない。それも、普通に使えば国が一つ滅ぶレベルの規模のものを。あんなのはわたしじゃ絶対にできないわ。正直、ハワードがあいつを倒せたってことが今でも信じられないくらいよ」
「私みたいな凡人から見たらどっちも同じようなものだよ」
 はは、とルチアは肩をすくめて言った。
 それから間もなく、リープスは起こしていた頭を力なく落とす。
「あー。まずい」
 気だるかった身体がいっそう重たくなる。
「ごめん、ルチア。ちょっと寝るわ。マジで体中の力が持っていかれてる。多分数日くらい目を覚まさないと思うけど、気にしないでいて」
「いや、気にするなって言われても」
「そういうことで。じゃ、おやす、……」
 最後まで言い切れず、リープスは深い眠りに落ちた。
 その様子に嘆息しつつ、様子を見る。どうやら完全に寝入っているようだ。それが分かると、ルチアは立ち上がって彼女にかけるための毛布を探しに行く。
 リープスの寝顔を見ながら、ルチアは静かに思考する。
 一体、メタカロスはハワードに何をやらせようとしているのか。
 命の危険があることが前提条件としか思えないリープスの手助け。それも、その術式を行うことによって、リープスほどのエージェントがしばらく使えなくなるというデメリットまで孕んでいる。目が覚めないのは数日と言っていたが、おそらく万全の状態になるにはそれ以上かかるに違いない。
 それほどの危険を冒してまで、メタカロスは何をやろうとしていたのか。
「はぁ、付き合いは長いはずなんだけどなぁ。どうもあいつの底は見えないから困る」
 これも種族の差だと諦めるのは簡単なんだがな。と困った表情を浮かべた。
「ま、全部終わった後にゆっくり聞かせてもらうことにするさ」
 そう言って、ルチアは早々に自分の仕事へと戻った。

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西織

Author:西織
この欄を編集するのを完全に忘れていた男。今年の四月に新社会人という名の社畜人生に一歩を踏み出した。



性別:男
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将来の夢:作家(前途多難)

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