空っぽの知識
 かたよりまくった読書くんの日記
お久しぶりの読書日記

 今日は学校が入試のためにお休みだったために少しばかり時間があります。


 というわけで、久しぶりになりますが、気晴らしにちょっと昔の読んだものも含めて本の感想をしましょう。



○『砂漠』 著/伊坂幸太郎
砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)
(2008/08/01)
伊坂 幸太郎

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 図書館で借りて読んだものです。
 結構昔に読んだんですが、すっかり忘れていまして。ただ、かなり面白かったです。

 本当、伊坂幸太郎さんは地味な文章で盛り上げてくれるから好きです。際立ってひきつけられるわけじゃないけれど、じわりじわりと心をつかまれていくような感じが快感を覚えます。
 とりあえず、最終章の冬での地味なミスリードが最高ですね。おかげで春から秋までの話でなんか引っかかっていたのがスッと抜けました。そういうさりげないところがまた魅力です。

 内容は、主人公の北村が大学に入学して、そこで麻雀が縁で出会った鳥居、南、東堂、西嶋の四人と共に大学生活を過ごしていくという話。
 もうこの地味な面白さは読んでもらわないと判らないと思いますが、一度つかまれたらぐいぐいと引き込まれます。大学生活の疑似体験。学生の気楽さを味わいたければ絶好の一冊です。

 しかし、「このリア充が!」と言いたくなることもまた事実ですがwww


 まあ、最後に。僕はこの小説を読んで大学に受かる気がしました、なんてことはまるでない。





○『とらドラ! スピンオフ2』 著/竹宮ゆゆこ
とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋 (電撃文庫)
(2009/01/07)
竹宮 ゆゆこ

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 今月買いました。
 短編集。おかげで分割してゆっくりじっくり空いた時間を見つけては味わうことが出来ました。
 では、それぞれの感想を。

・『虎、肥ゆる秋』
 とりあず、文化祭までの間にそんな死闘があったとは……

 スポーツジムの描写がかなり濃かったのは、やっぱり作者も通ってるからなのかな。……まあ、彼女も三十路ですし。
 最後に木刀片手に笑っている大河が想像できて怖かったです。


・『春になったら群馬に行こう!』
 2-Cのお調子者、馬鹿の春田の話。

 正直、これが読んで一番驚きました。
 というのも、『馬鹿』というのを本当に上手に描写されているからです。

 そもそも、『馬鹿』というキャラクターは書きやすいですが、主人公にすると逆にものすごく書きにくくなるんです。思考回路というのが表現しづらいので、下手をすると「こいつって実は馬鹿じゃないんじゃない?」となってしまうので。
 でも、ここで春田の心理描写がかなりありましたが、すごく自然でした。ちょっと足りない考えだけど、それでも一生懸命考えて生きているというのがよく分かりました。そういうところも含めて、これはすごかったなぁと思います。

 内容としても、九巻のあの謎が解けてにやりです。あー、こういう経緯があってあんな年上の彼女を……。っていうか、九巻で竜児が「川に落ちた彼女を救うくらいのことがないとry」とか言っていますが、大当たりです。確認してみて続けてにやりでした。

 全体的に文句はなかったですが、ひとつだけ言うとすると、ちょっと文章の粗が目立ったくらいかなぁ。もしかしたらわざとかもしれないけれど。


・『THE END OF なつやすみ』
 一言だけ。

 大河のぱっつんはやばい。あのイラストだけでおなか一杯です。


・『秋がきたから畑に行こう!』
 ずっと気になっていた高須農場について。あれ、暗黙のうちのに園芸部の許可取ってやがる……

 実乃梨を芋ほりに誘えてわくわくしている竜児がマジで可愛いです。なんつーか、男心だよなー。(そしてそれが流れそうになって落ち込むところも)

 最後の落ちは、まあなんです。お約束ですね。


・『先生のお気に入り』
 書き下ろし。独身話ということで期待は大です。

 単刀直入に言うと、期待にこたえてはくれました。うーん、なまなましいとまでは行かないけれど、現実の痛さがしみるな……
 っていうか、本当に可哀相過ぎる。踏んだり蹴ったりの独身。恋ヶ窪先生の苦悩が最後まで報われなかったのが余計に哀愁を誘います。
 でも、付き合っていた彼氏に都合のいいように扱われても四年も関係が続いてしまっていたところなんか、本当にリアルだよなぁ。もう少しそこに焦点を当てて突っ込んでくれても面白かったかもと思ったりします。
 逢坂君(仮)については、もう何といいましょう。もし彼がギャルゲの主人公だったらあの段階で助けてもらえたのでしょうが、かわいそうに引きこもりの状態では主人公にはなれないんだぜ逢坂君(仮)。とりあえず「甘えんな」というのが一番あう状況。(まあ、その後ちゃんと登校して見事ギャルゲ主人公ルートをたどったようですが)

 しかし、どうせならもう少しページ割いて描写も注意してくれたらもっと面白くなっただろうな、とは思わないでもないです。少なくとも描写に関しては推敲が足りないのか、はたまたラノベ的にしようと思いすぎたのか不足が多いようにも感じましたし。
 まあ、スケジュール的にかなり大変だったんだろうとは思いますけどね。うーん、とりあえず十巻は三月らしいですが、そっちはしっかりやって欲しいなぁ。





 むむ、予想外に時間が経ってしまった(四十分)
 本当はあと一つやりたかったんですけど、時間がないのであきらめます。日曜日あたり時間あるだろうし、そのときにやろうかなぁ。
 では、きょうはこのへんで。

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西織

Author:西織
この欄を編集するのを完全に忘れていた男。今年の四月に新社会人という名の社畜人生に一歩を踏み出した。



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将来の夢:作家(前途多難)

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